ピアノ初心者の場合、以下のような悩みを抱えてしまい、「どうやって練習すればいいの?」とさまざまなことを考えてしまうものです。
- 上手くなっているのか不安…どんな心構えで練習すればいいの?
- 楽譜がなかなか読めるようにならなくて…楽譜の読み方の練習方法ってある?
- ただ弾いているだけで上手くなるのかな…正しい基礎練習方法を知りたい
この記事では、以上のような「ピアノ初心者あるある」な悩みを解消するために、現役のピアノ講師協力のもと、わかりやすく解説していきます。
- しほ先生
- 指導歴30年を超える現役ミュージシャン
- 「面白がれる努力は伸びる」がモットー

私たち「まなぶてらす」は2016年からオンライン習い事サービスを提供しています。専門的な知識と経験に基づいて、勉強に関する情報をわかりやすく解説します!
【初心者目線で解説】ピアノの練習で最も大切なことは心構え
あまり知られていないことですが、ピアノの練習は「続けていくことで誰でも少しずつ上達する」ものです。
しかし、実際は練習を始めた初心者の多くが「これから上達していくのに…!」というタイミングで辞めてしまいます。
事実、習い事をやめるまでの継続年数に関する調査では、「約40%が1年〜3年ほど続けてやめる」「半年〜1年未満に全体の25%がやめる」ことがわかっています。
出典:2年未満で習い事をやめる理由は「お子さまと習い事の相性」 – ベネッセ教育情報
以上は子どもの例ですが、さまざまなことに忙しい大人の場合は、これよりもさらにやめてしまう割合が大きいことが容易に想像できます。
そして、ピアノをできる限り続けていくために必要なことは、楽譜の読み方や弾き方の練習ではなく「心構え」です。
- 楽しむことを大切にしよう
- 初心者のうちは「真似する」ことを意識しよう
- 他人と比較することはやめよう
ここでは、大切な心構えの中でも特に注目すべき、以上の3つの心構えについて解説していきます。
楽しむことを大切にしよう
「楽しむこと」は、何にも勝る上達方法です。
「楽しいから続けられて少しずつ上達する」「楽しいからたくさん練習しようと思える」このようなことを楽しむことでもたらしてくれるため、自分の「楽しい」「面白い」という気持ちを大切にしてください。
逆にいえば、以下に示すような「楽しくないこと」「面白くないこと」を続けていても、短期的には上達しても、長期的には上達を妨げることにつながります。
- なんかこの練習方法、つまんないなぁ…
- この練習が良いっていわれたけど、なんかしっくりこない…
- この曲が上達しやすいみたいだけど、本当はあの曲を弾きたいのにな…
したがって、「つまんないなぁ」と感じる練習ばかりするのではなく、自分にとって「楽しい!」「もっと弾いていたい!」と思えるような練習もまた、大切にしていきましょう。
指導者の観点に立つと、生徒の気持ちを萎えさせるような「比較をすること」「画一的な指導」はしないように気をつけています。楽しむ上では「自分の感覚」を大切にしましょうね!
初心者のうちは「真似する」ことを意識しよう
「学ぶことは『真似ぶ」ことだ」
これは、筆者が何かを学んでいく上で、とても大切にしている心構えです。
もちろん、ピアノにも応用が効きます。
ピアノが上手い人には、上手くなるために必要なスキルが身についています。
このスキルを真似することで身につけることで、効率良く上達していきましょう。
一方で、「真似をする」ことに対し、以下のように感じる方も多いはずです。
でも、やっぱり『自分だけの強み』とか身につけたいし、真似しているだけでいいのかな…
このように感じることは自然なことですが、「自分だけの強み」「自分なりのやり方」とは、ある程度上達してから徐々に見つかっていくものです。
初心者のうちに「自分だけの…」」「自分なりの…」といったことにこだわってしまうと、なかなか上達を実感できず楽しくなくなってしまうため、まずは「真似をして上達する」ことを意識してみてください。
他人と比較することはやめよう
今の時代は、スマホを開けば「ピアノが信じられないほど上手い人」が簡単に見つかります。
そんな人を初心者が見ると、よほどポジティブな人でない限りは、きっとこのように思うでしょう。
- この人に比べて自分はなんて下手なんだ…
- こんな風に弾けるようになるとは思えない…
- 自分が練習しても無駄なのかな…
このように思ってしまうことは、ある意味で当然のことだといえるでしょう。
したがって、他人と比較してネガティブになってしまうくらいなら、まずは自分の練習に集中してみることをおすすめします。
少しずつ上達していけば、以上のようなネガティブ思考ではなく「この人はここが綺麗だからこんなにも上手なんだ」「このテクニック、自分でもできそうだな」といったように、建設的な考え方ができるようになってきますよ。
【楽譜編】ピアノの上達を早める基礎練習方法3選
まずはピアノ初心者に必須の心構えから取り上げましたが、続いて「ピアノの上達を早める基礎練習方法」について解説していきます。
わかりやすいよう、楽譜編と弾き方編の2つに分けてみました。
- へ音とト音の音を正確に覚える
- 楽譜に指番号を書き込む
- 初心者用の楽譜・教本を使う
まずは楽譜編ということで、以上3点について詳しく見ていきましょう。
へ音とト音の音を正確に覚える
ピアノ初心者に欠かせない練習が楽譜上で「へ音とト音」の音を正確に覚えることです。
上記画像にあるように、上側のヘ音記号と下側のト音記号では、ドレミファソラシドが割り当てられている場所が異なるため、これを完全に暗記する必要があります。
それぞれ、五線譜の下(下第1間(しもだいいっかん)と呼びます)から音符を以下のようにスタートするので、何度も繰り返し発音して覚えてしまいましょう。
▷ト音記号:レミファソラシドレミファソ
▷ヘ音記号:ファソラシドレミファソラシ
楽譜に指番号を書き込む
楽譜を見慣れていない初心者のうちは、楽譜に指番号を書き込むことで直感的に理解できるよう工夫をすることが効果的です。
念のため、指番号について解説しておくと、指番号とは左右の手の10本の指に割り当てられた番号のことで、「左右の親指から小指に向かって1〜5」の数字を指します。
たとえば、左右の人差し指は「2」、薬指は「4」といったイメージです。
この番号を楽譜に振っておくことで、「この音符はこの指で弾く」ことが明確になります。
例として以下画像をご覧ください。
こちらの画像は「かえるの合唱」に指番号を振ったものですが、どの指でどこを弾くのか、一目瞭然ですよね。
なお、慣れないうちは楽譜に指番号を振ることも難しいため、指導者に指番号を振ってもらうこともおすすめです。
初心者用の楽譜・教本を使う
世の中には無数の楽譜や教本がありますが、「何を使えばいいのか」という点は多く寄せられる質問です。
結論からいえば、「指導者による」「人による」という答えになりますが、ここでは、オンライン習い事サービス「まなぶてらす」で現役ピアノ講師として活動している「しほ先生」のおすすめ教本を紹介します。
【↓しほ先生のオンラインレッスン映像はこちら↓】
バーナム:ピアノテクニック(導入書)
- センテンスが短く繰り返しやすい
- 音の種類が少なく初心者に適している
- 短く、シンプルなので「考える」余裕が生まれる
超定番である「ハノン」も良い楽譜・教本ですが、個人的にはバーナムの方が初心者には適していると感じています。少し慣れてきたらハノンに移り、本格的に練習をスタートしていく形でも問題ありません。
5才のリズムとソルフェージュ
- 前半はリズム打ちでテンポ感覚を徹底して身につける
- 後半は音符を使った簡単な練習で基礎を徹底
- 前後半の二部構成なので段階を追って学べるのが強み
1998年刊行の不朽の名教本です。前半でリズム、後半で音と順を追って基礎を身につけられるため、指導者目線で重宝しています。前半のリズム打ちの部分では、リズム部分に自分で音をつけて「音楽そのものの面白さ」を実感できるのもイチオシのポイントです!
【弾き方編】ピアノの上達を早める基礎練習方法4選
まずは「楽譜編」を紹介してきましたが、続いて「弾き方編」として以下の4点を解説していきます。
- メトロノームを使い徐々にテンポを早めていく
- 左右の指を別々に練習する
- 通し練習と部分練習をする
- 楽曲の中で「やりたいこと」を明確にする
現役講師のアドバイス含めて、チェックしていきましょう!
メトロノームを使い徐々にテンポを早めていく
実際にピアノを弾いて練習をする上で、絶対に欠かしてはいけないのが「メトロノーム」です。
ピアノ初心者のうちは、「音を間違わずに弾くこと」に集中してしまいますが、練習を続けていれば、誰でも音を間違わずに弾くことはできるようになります。
一方で、「テンポ」については普段からメトロノームを使用していないと、なかなか身につけることが難しいです。
ピアノが上手い人はメトロノームを使った基礎練習によりテンポの感覚を自分の中に刻み込んであるため、どんな曲や譜面でも感覚で対応できます。
今ではメトロノームアプリはもちろん、YouTubeで一定のBPMを刻む動画も存在するため、こういったものを使ってメトロノームを使った練習を実践してください。
まずメトロノームを楽しみながら身近なものにし、正確なテンポ感を身につけていけば、とても自然で美しい演奏ができるようになっていきます。始めからメトロノームなしで練習をすると、不自由さを感じ苦手意識を生んでしまい、悪循環になってしまいます。
左右の指を別々に練習する
初心者のうちから左右の指で同時にピアノを弾くことは、よほど器用でない限り難しいです。
左右の指を別々に練習し、脳を少しずつ「ピアノを指で弾く」ことに慣れさせていきましょう。
このとき、課題になるのが「左手の練習」です。
人間の多くは右利きなので、「左手が思うように動かない」といった悩みは多くの方が持っています。
以下の点に注意して左手の練習をしてみてくださいね。
- 右手ではなく左手から練習を始める
- 左手だけ指番号を振る
- 普段の生活から左手を使って右脳を鍛える
基本的には右手がメロディ、左手は伴奏なので、どうしてもメロディの練習、つまり右手から練習を始める方が多いです。動き辛い左手への取り組みをどれだけ行っているかで、曲の完成度が左右される事が多いため、少し退屈かもしれませんが、曲の練習をするときには「まずは左手から」を意識してみてくださいね!
通し練習と部分練習をする
曲の練習をしていると、「得意のセクション、パート」「苦手なセクション、パート」がでてくるものです。
このとき、常に通し練習をしていると苦手なセクション、パートがなかなか上達せず、曲全体で完成度がバラバラになってしまいます。
自分で弾いていても違和感は感じないかもしれませんが、指導者レベルの人間が聴けば絶対に「ここが苦手なんだな」「ここだけ違和感がある」といったように感じるものです。
したがって、苦手な部分では必ず「部分練習」を、以下の視点を持ちながら欠かさずに行なってください。
- 音、リズム、指のうち何が苦手なのかを明らかにする
- 苦手な部分の中でも「何度も間違える箇所(特に苦手な部分)」に注目する
- 指導者に集中的に教えてもらう
「とにかく弾く」という姿勢だと、効率的な部分練習は難しいです。自分の頭を使って「ここの何が苦手なんだろう」という視点を常に持ち、考えながら練習を続けていくことが上達を早めますよ。
楽曲の中で「やりたいこと」を明確にする
ピアノの練習を続けていると、練習そのものに慣れてしまい「ただピアノを弾く」という無機質で機械的な練習になってしまいます。
これでは効率的な練習は難しいため、「目的意識」を持ってピアノを弾くことがとても大切。
- この楽曲で表現したいことはなんなんだろう
- 自分が楽曲の中でこだわりたいポイントはなんだろう
- この楽曲で身につけたいテクニックはなんだろう
このような自問自答をすることで、楽曲への理解度が高まり、表現力が増すというメリットも生まれます。
練習で弾く楽曲の1つ1つにこだわりを持つことを意識しましょう!
ピアノ初心者の練習に関するよくある質問
ここでは、ピアノ初心者の練習に関する以下のよくある質問に対してお答えしていきます。
- どのくらいの頻度で練習すべき?
- 上達しているかどうかはどんな風に判断する?
- どんな楽曲を選べばいい?
- ピアノの練習は独学でできる?
頻度や上達の基準は、自分の視点を大切にしましょう。
無理をして毎日練習をするとピアノが嫌いになってしまうため、「楽しくできる頻度」をはじめのうちは大切にすべきです。
また、選ぶ楽曲については基礎が身につくまでは記事で紹介した教本を使用し、ある程度弾けるようになってきたらいわゆる「練習曲」と呼ばれる、定番の曲を使うのがセオリーです。
しかし、「自分が好きな曲」「弾いてみたい曲」を演奏することでモチベーションが上がることもまた事実なので、練習曲に飽きてきたり、チャレンジしてみたい気持ちが出てきたら、一度好きな曲や弾いてみたい曲を弾いてみるのも良いでしょう。
そして、「独学でできるのか」という点については、可能ではあるものの、あまりおすすめしません。
1人でピアノの練習をしているうちに、知らぬ間に苦手な部分が多くなったり、悪いクセが増えていったりと、自分では気がつかないまま苦手やクセが定着してしまうからです。
したがって、それほど密に指導を受けないにしても、指導者に定期的にチェックしてもらう程度はやっておくべきです。
オンライン習い事「まなぶてらす」の初心者におすすめの先生

サービス名 | まなぶてらす |
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運営企業 | 株式会社ドリームエデュケーション |
サービス開始 | 2016年5月 |
授業時間 | 50分 |
私たち「まなぶてらす」は2016年からオンラインによるレッスンを提供している、オンライン習い事サービスです。
子どもたちだけでなく、全年齢を対象としたさまざまな習い事レッスンを実施しており、ピアノレッスンについても提供をしております。
本記事も「まなぶてらす」に在籍している先生の協力を得て作成していますが、ここではピアノ初心者の方におすすめの先生を紹介いたします。
しほ先生:指導歴30年を超える現役ミュージシャンの先生
- 指導歴30年を超える現役ミュージシャン
- 「面白がれる努力は伸びる」がモットー
- 経験に裏打ちされた確かな指導スキルが魅力の先生
きょうこ先生:音楽のために中国に10年在住したグローバルな先生
- のべ100人を超える生徒の指導経験あり
- 「人と人の心は音楽で繋がっている」がモットー
- 中国に在住してしまうほど探究心あふれる先生
みい先生:音楽の本質「音を楽しむ」ことを大切にする先生
- 指導だけでなく演奏活動も行っている
- 早くからオンライン指導を取り入れた経験あり
- 「楽しむ」ことを何よりも大切にする先生
「まなぶてらす」でピアノの上達を早めよう!
ピアノ初心者のうちに「どんな基礎練習をするのか」はとても大切なことであり、この期間に質の高い練習ができれば、中級者、上級者になっても安定した演奏をすることが可能です。
記事で紹介した情報を参考に、ピアノの上達をできるだけ早めながら、楽しむことも忘れずに基礎練習をコツコツと続けていきましょう。
また、ピアノの基礎練習に悩んでいるなら、私たちオンライン習い事サービス「まなぶてらす」にお任せください。
初心者でも安心して指導を任せられる、素晴らしい先生たちが在籍しているので、まずは無料体験レッスンにてオンラインレッスンを受講いただけますと幸いです。
※無料体験レッスンはすべての講師が提供しているわけではありません。講師プロフィールから実施の有無を確認ください