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第2回音読コンテスト2023 結果発表!

こんにちは。
音読コンテスト案内人のたみです。

五月晴れの爽やかな日が続いていますが
いかがお過ごしでしょうか?

今年の音読コンテストも
大勢の方が参加してくださいました。

厳選なる審査のもと
大賞が決定しましたので発表いたします!

大賞受賞者と特別賞受賞者の
素晴らしい音読も聴くことができます。

最後までお付き合いください。

第2回音読コンテスト受賞者の発表

詩部門:まり

◎竜王さん(小学2年生・大阪府)

詩部門で一番人気だったのが「まり」。短い詩ですがとても味わい深い詩になっています。特に際立っていたのは「ひょいと」や「ぽくぽく」という擬態語の表現力。どんな場面をイメージしているかによって表現の仕方が大きく変わります。この点を見事に表現してくださいました。詩を締めくくる言葉にもぜひご注目ください。

では楽しそうに読んでくださった竜王さんの音読を、どうぞお聴きください。


現代文部門:坊っちゃん

◎小瀬木良太郎さん(小学5年生・京都府)

今年の課題で新しく追加された、夏目漱石の「坊っちゃん」。登場人物同士の掛け合いがポイントになります。文章中にかぎかっこはありませんが、ナレーション部分との境目をはっきり読み分けているので、場面をイメージしやすい音読になっています。

では情景を思い浮かべながら、小瀬木良太郎さんの音読をどうぞお聴きください。

古文部門:古今和歌集 仮名序

◎しゃーくさん(高校2年生:兵庫県)

古文の中では一番難易度の高い課題にチャレンジしてくださいました。特に際立っていたのは、メリハリ。言葉一つ一つに力がこもっています。しかし力強いだけではなく、落ち着いて声を弱めるところはしっかり弱めることができていました。だからこそ力強さがより一層生きているわけですね。お手本にしたい素晴らしい音読になっています。

ではしゃーくさんの力強い音読を、どうぞお聴きください。

New部門:早口ことば部門

今年は新たな部門として早口ことば部門が作られました。取り組みやすさとゲーム性もあり、楽しみながら大勢の方が参加してくださいました。

言葉は早く言おうとすると不明瞭になりがちです。逆にはっきり読もうとすると遅くなってしまいます。しかし早口ことばは「速さ」と「明確さ」の両方が求められます。極めて高度な技術が必要になるわけです!

では早口ことば部門の大賞受賞者の発表です。

早口ことば部門初級:どうぶつはやくち

◎さきなさん(小学4年生:東京都)

この音読課題は、まきえ先生オリジナルの早口ことば。簡単そうに見えますが、目標タイム10秒は意外と高難易度になっています。目標タイムをクリアしながら、はっきりとした声で表現してくださいました。ラストの「おっと!」には驚きの感情も込められています。

では明瞭で聴きやすいさきなさんの早口ことばを、どうぞお聴きください。

早口ことば部門中級:寿限無

◎りこさん(小学4年生:神奈川県)

今年の音読課題の中で応募数が一番多かった「寿限無」。熾烈な争いを見事に勝ち抜いて大賞に選ばれました。早いだけではなくはっきりとした口調でとても聴きやすい音読でした。「パイポ パイポ・・・」の部分はリズミカルになっています。遊び心も忘れずに楽しそうな音読が魅力です。

ではりこさんの歌うような早口ことばを、どうぞお聴きください。

早口ことば部門上級:外郎売り

◎平間黄さん(小学6年生:宮城県)

コンテストの課題の中で最高難易度になった「外郎売り」。目標タイムの50秒で間違えずに読み切るだけでも難しい課題ですが、なんとタイムは45秒!素晴らしいです。ただ読むだけでも難しい課題ですが、なんと表現力も豊かに読んでくださいました。外郎を売っている威勢のよさが見事に表現されています。

では平間黄さんのスピード感あふれる早口ことばを、どうぞお聴きください。

以上が大賞受賞者でした。受賞されたみなさま、おめでとうございます。

特別賞

今年も甲乙つけがたい音読がたくさんありました。惜しくも大賞には選ばれなかった方々に審査員特別賞をお送りしたいと思います。では特別賞を受賞された方々の音読をどうぞお聞きください。

◎たくやさん(小学3年生:兵庫県)

♬外郎売り
コンテストが始まったときは小学2年生でした。最高難易度の課題にチャレンジしようという「チャレンジ精神」に脱帽です。

◎ゆなさん(中学1年生:イタリア)

♬初恋
文語定型詩のリズムのある課題にただ一人チャレンジしてくださいました。七五調の楽しいリズムをお楽しみください。

◎竹内海渡さん

(中学1年生:マレーシア)

♬走れメロス
物語の世界観を臨場感あふれる仕方で表現してくださいました。場面をイメージしながら音読をお楽しみください。

◎みらいさん(高校1年生:オーストラリア→千葉県)

♬日本三大随筆
生まれてからずっと海外で生活していたみらいさん。生まれて初めて古文の音読をされたそうです。素晴らしいチャレンジに感謝します。丁寧で聴きやすい音読をお楽しみください。

大賞と特別賞の音読はいかがでしたか。とても聴きやすく、力強い音読ばかりでしたね。正確さの中にそれぞれの個性も際立っていました。本当に素晴らしいです!

第1回音読コンテストをまだご覧になっていない方はこちらの記事もご覧ください。

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今年もたくさんの応募をいただき、まだまだみなさまにお届けしたい音読がたくさんありました。惜しくも大賞と特別賞に選ばれなかった方々に、いろんな副賞を準備しております。

副賞の「いろいろ賞」の発表はこちらの記事をご覧ください。

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さいごに

今年の音読コンテストはいかがでしたか。今回の音読コンテストでも音読のすばらしさを実感しました。

昨年の音読コンテストでは、身につけたい力として3つのポイント上げました。

  1. 読む力
  2. 想像する力
  3. 深く考える力

しかし今回たくさんの音読を聴いてみて、音読が持つ力にはまだまだたくさんの可能性がありそうな気がしました。

どんな力が身に付きますか?

  • 表現力
  • プレゼン力
  • 共感力

もしかしたらまだほかにもあるかもしれません。

たみ先生
たみ先生
これらすべての力は、今の時代、またこれからの時代を生き抜くために、どれも大切な力です。音読をとおしてさまざまな力を養い、楽しい学校生活を送ることができますように。

来年の音読コンテストではパワーアップしたみなさまにお会いできるのを楽しみにしています。

さいごまでご覧いただきありがとうございました。

音読コンテスト案内人 たみ

ABOUT ME
たみ
まなぶてらす現代文講師のたみです。 毎日当たり前にしゃべっている言語なのに、どうして国語のテストってこんなに難しいんだろう?わたしも中学生の時に同じ疑問を持っていました。実はわたし、中学1,2年では国語の点数が5教科の中で1番低かったんです。でも中学3年生から少しずつ点数が上がっていき、今では得意教科になりました。 国語の力が身につくとほかの教科の点数も確実に上がります。一緒に国語の力を身につけましょう!