HomeSchool＋実践レポート【高校受験対策編】

生徒さんの現状は

• 普段の自主学習の時間は０
• 定期テスト時期は対策をしているが平均点に届かない
• 第一志望の高校は今のレベルでは合格が難しい

初回ミーティングで生徒さんについて分かったことは

• 自主学習の必要性は分かっている
• お家で何を勉強すれば良いか分からない

やる気はあるけれどやり方が分からないというタイプの生徒さんでした。高校受験がとても大きなものに見えてしまい、受験生になる不安だけがどんどんと膨らみ、結局空回りしてしまっていました。

初回ミーティングで
問題の洗い出しと解決策を一緒に考えました。

「何をしたら良いか分からない」ということだったので、取り組む教科とその内容、取り組む時間を決めて、必ず時間がきたら勉強をするという形を定めました。その際には「いつ」「どこで」「何をするか」を可視化することが役に立ったと思います。

元々やらないといけないという思いがあったため、ミーティング翌日から自主学習を30分毎日継続するようになりました。HS＋を始めてから2回目の定期テストで平均点越えをし、3回目で目標としていた数学と英語の80点越えに！そのまま中学3年生になってもHS＋を継続され、最終的にはワンランク上の高校に合格されました。

自主学習の計画をしっかり立てることはできましたが、時間になったら勉強を始めるという点が難しかったです。勉強へのやる気があったとしても、スマホやマンガなどの誘惑に負けないようにするのは大変なことです。

誘惑となるもの全てを断ち切って机に向かうための作戦を考えました。

1. 勉強する部屋にスマホやマンガを持ち込まない
2. 勉強する部屋に向かうまでの最短ルートをとる
3. 学校から帰ってきてすぐに勉強する準備をしておく
4. 机についたら決めたことをすぐに始める

一見すると、誘惑となるものをお子さんから取り上げるという方法は有効に思えるかもしれません。私も一児の母なので、お母さんたちが怒ってスマホなどを取り上げたくなる気持ちが良く分かります。

でも、そうしてしまうとお子さんのテンションは一気に下がり、勉強に対してネガティブな思いを持つようになってしまいます。スマホを取り上げたら「勉強できる時間」はできるかもしれませんが、おそらく勉強はしないでしょう。

取り上げる＝勉強する環境が整うとは言えません。
むしろ誰もハッピーにならない方法だと思います。

私は生徒さんとみんながハッピーになれる方法を考えました。誘惑となるものを取り上げられなくても済む方法です。勉強を始める前まで、もしくは勉強が終わったら好きなことができる。そのためには、勉強中には誘惑となるものをしっかりと排除し、環境を整えることが大切です。

学習計画の立て方はお子さんによって様々です。
自分の考えを話すのがすごく苦手な子も、勉強をやりたくない子もいます。そういうお子さんに「何の勉強をやりたい？」と尋ねても「何もやりたくない」と返ってくるだけです。

一緒に学習計画を立てる際は、ヒアリングや質問のスタイルを工夫するようにしています。答えやすいように2択の質問にしたりなどです。

また、全部を私が決めることがないように気をつけています。9割は私が提案したとしても、残りの1割は必ず生徒さんに選択してもらったり、考えてもらいます。

そのようにすることで、私も「自分で決めたことだから頑張ろうね」と言うことができますし、お子さんも「自分で決めたから頑張れるかもしれない」と意欲を持つことができ、それを褒めることもできます。プラスの良い循環が働く方法です！

運動したことのない人に、いきなりフルマラソンを走らせるようなことはしませんよね。同じように勉強時間が０だったお子さんに1日3時間勉強させるのは無謀なことです。

最初は短い区切りで、たとえば15分からスタートします。この時に私が大切にしたのは保護者の方にご理解いただくということです。

「受験生で勉強時間が15分！そんなんでいいの？」と心配されるのも当然ですが、最初だけは何も言わずに応援していただきたいのです。保護者の方のご理解やお声がけがあってこそ、お子さんも前向きにステップアップしていくことができます。

高校受験は長い目で見ながら勉強していかなければいけません。常に成績が右肩上がり…となれば良いのですが、そうはいかないことも多々あります。前回の模試では志望校B判定だったのに今回はC判定か…と親子で結果に一喜一憂することもあるでしょう。

そのように波のある受験期間をHTは第三者の冷静な視点からサポートすることができます。

たとえば、模試の点数が良くなかったとしても内容を分析し、できていることと次への課題を整理することで「こんなに成長しているよ！」という部分を親子に共有することができます。

一方で、点数自体が良かったとしても、数学で計算ミスが多かったり、英語ではスペルミスが多かったり…と一見すると良くできている時でもしっかり解決していかなければいけない問題があるパターンもあります。

結果が良くて親子で喜んでいるところに水を差すようで悪いなとも思うのですが、「こういうところに気をつけていないと本番泣くことになるよ！」という現実をしっかりお伝えするのも私たちの仕事だと思っています。

模試の結果がハッピーでも、アンハッピーでもその気持ちのままでいると、次にすべきことを決められません。最終的に次への課題を見つけてあげることが必要です。感情に左右されないプロの視点から課題点をしっかり見つけてサポートしていきます！

良い意味で、塾も家庭教師も、保護者さまの叱咤激励もいらなくなる。そのような自立した学習者になれたら「自分ではできないこと」も分かるようになります。助けが必要なことも自分で考えられるということです。

今回のケースの生徒さんも、初めは夏休みを自主学習だけで過ごそうとしておられました。でも、直前に受けたテストの結果から、復習が必要な課題が見つかりました。そして、生徒さん自身が、それを一人で取り組むのはとても大変だということに気づかれて、塾の夏期講習に行きたいと自分から保護者さまに申し出られました。

自分の限界に気づけて、誰かに助けを求めることができるというのも自立だと思います。そのような自立のサポートもHS＋サービスで促していくことができます。

中学生はとても忙しく生活しています。勉強以外にも部活や友達付き合い、趣味や習い事などもあるでしょう。1日の中で勉強に使える時間はそう多くありません。そういう日常を過ごしていくと、あっという間に定期テストがやってきて内申点が決まっていき、受験が近づいてくる。時間が少ない中でどうやって受験対策をしたら良いのだろうと不安になる気持ちもよく分かります。

HS＋では、1日30分、15分でも積み重ねていくと何ができるかを見せてあげることができます。日々の少しの時間でもしっかりと積み上げていくことが受験に繋がっていくのです。

私の理想は、部活も趣味も満喫して幸せな学校生活を送りながら志望校合格！です。絵にかいた餅にように思うかもしれませんが、その餅を実際に食べられるようにするのがHS＋サービスだと思っています。そういう理想を持っている方にこそ、HS＋を利用していただきたいです。

受験に合格するためには何かを諦めなければいけないと思うかもしれませんが、実は諦めなくても大丈夫。HS＋のミーティングは1回20分で決して長い時間とは言えません。でも、その短い時間に夢を叶える効果があります。自信を持ってHS＋のサービスは素晴らしいと言えます！

HS＋は「二次方程式の解き方は教えないけれど、いつしか生徒さんが二次方程式を解けるようになるサービス」だと思っています。

「○○ができるようになる」ではなく「○○ができるようになる方法」を学ぶことで、他のことにも汎用できるようになります。

私自身は「生きる力を育む家庭教師」をモットーに、HS＋サービスでも生徒さんが夢を叶えるための生きる力を得るサポートをしています。自分で計画を立てて、目標を達成するまでのプロセスをイメージできる力を身に着けること。そういう力を身に着けることを意識したサービスを提供しています。