保護者向け記事

【塾が高すぎると感じたら】現役講師が高コスパな塾戦略をわかりやすく解説

塾が高すぎる問題にアンサー!現役講師が家計に合った塾戦略をわかりやすく解説

塾の費用は毎月必ず発生するもなので、家計を圧迫してしまいますよね。

「塾が高すぎる」という声は決して小さいものではなく、多くの家庭が抱えているお悩みです。

  • 学習塾の料金が高い理由
  • 高すぎる塾代に関するよくある質問
  • コスパ重視の「オンライン家庭教師」「コーチング」という選択肢

この記事では、塾講師として勤務経験があり、現在はオンライン家庭教師として働く、教育業界に精通している筆者の観点から、上記の点についてわかりやすく解説していきます。

まなぶてらすの信頼性

私たち「まなぶてらす」は2016年からオンライン家庭教師サービスを提供しています。専門的な知識と経験に基づいて、勉強に関する情報をわかりやすく解説します!

学習塾の料金はなぜ高いのか

過去に学習塾に勤務した経験に基づくと、学習塾の料金が高くなる理由は教育熱の高まりや塾の運営コストの高騰、さらには塾からの提案による必要以上の受講などがあげられます。

それぞれの点について、詳しく深掘りしていきましょう。

教育熱の高まりにより以前よりも多額の教育費が必要になっている

日本は現在進行形で少子化が進んでいますが、子どもが少なくなっている分、子ども1人あたりに投資する教育資金は高まり続けています。

下記表では、2010年と2023年における、塾などの教育サービスにかけている年間費用を小学校、中学校、高校の公立、私立で比較しています。

年間の塾等の費用
小学校 ・公立
2010年:8.6万円
2021年:12万円
→3.4万円アップ
・私立
2010年:30.0万円
2021年:37.8万円
→7.8万円アップ
中学校 ・公立
2010年:23.0万円
2021年:30.3万円
→7.3万円アップ
・私立
2010年:18.1万円
2021年:26.2万円
→8.1万円アップ
高校 ・公立
2010年:12.5万円
2021年:17.1万円
→4.6万円アップ
・私立
2010年:18.8万円
2021年:24.7万円
→5.9万円アップ

出典:令和3年度子供の学習費調査の結果 – 文部科学省

出典:結果の概要-平成22年度子どもの学習費調査 – 文部科学省

ご覧のように、すべての年代の公立、私立において金額がアップしていることがわかるはずです。

上記表に基づいて「小中高をすべて公立に通学」したケースで計算すると、小学校6年間で20.4万円、中学3年間で21.9万円、そして高校3年間で13.8万円アップしているので、単純計算にはなりますが、小中高でトータル合計56.1万円アップしていることになります。

一方、ご存知のように実質賃金はほとんど上がっていないため、「塾が高すぎる」と感じてしまっても不思議ではないどころか、当然のことだといえます。

そして、この「実質賃金は上がらないのに教育資金は高まっている」という現実は、教育業界の市場規模を押し上げています。

2020年における教育業界の業績は4,702億円、利用者数は1,320万人でしたが、2022年の2年間で5,549億円、1,467万人まで増加しており、この傾向は今後も続くでしょう。

出典:特定サービス産業動態統計調査 – 経済産業省

塾の運営コストを授業料に転嫁させている

塾が高い理由の1つに、塾の運営コストの授業料への転嫁があげられます。

誤解すべきではないのは、運営コストを提供しているモノやサービスに転嫁するのはビジネス上では当然のことなので、これ自体が悪いわけでは全くありません。

一方、塾を利用する方の多くは塾の運営コストについて知らないため、「どのような部分にお金がかかり授業料へとつながっているのか」を理解しておくことは大切です。

その1つの目安として、フランチャイズ(FC)展開している塾における、「開業資金」「生徒数70人前後のFC塾の3カ月の運営資金」の2点について下記表でまとめました。

なお、フランチャイズ展開とはサービス名である商標やノウハウを活用して、本部とは別の会社が本部のサービス名で運営するビジネスモデルの1つです。

飲食業界やコンビニ業界でよく聞くビジネスモデルですが、CMを流しているような大手の塾もフランチャイズ展開をしています。

FC塾の開業資金
加盟金 200万円
テナント料 250万円
保証金 50万円
人材研修費用 50万円
合計 500万円

開業資金については、フランチャイズに加盟する際の加盟金が200万円とありますが、大手であればあるほどこの金額は上がっていきます。

初期費用として合計で500万円程度かかるため、決して少なくない金額が開業時にかかっていることがわかります。

FC塾の3カ月の運営資金
人件費 180万円
賃貸料 90万円
水道光熱費 18万円
教材費 18万円
広告宣伝費 45万円
ロイヤリティ 90万円
合計 440万円

出典:個別指導塾フランチャイズの開業・運営に必要な資金とは – フランチャイズ比較.net

続いて、教室規模70人程度のFC塾の3カ月あたりの運営資金がこちらです。

人件費が最も多くの割合を占めていますが、本部へと支払うロイヤリティも決して無視できない90万円という金額です。

もちろん、フランチャイズの規模が大きい大手、さらには契約内容により、このロイヤリティの金額や割合は変わってきます。

また、現在は光熱費が高騰しているため、以前よりもそれぞれの塾の運営コストが上昇することは自明です。

したがって、今後他の業界と同様に、塾業界も値上げの傾向が続くことが容易に想像できます。

塾のマーケティングにより必要以上の授業を受講している

塾の費用が高すぎると感じる背景には、「必要以上の授業を受講している」という問題が隠れている可能性があります。

筆者は長年にわたり教育業界に身を置いており、塾、家庭教師と経験するなかで、「差別化が難しい業界」であることを実感しています。

詰まるところ、塾でやることは「指導をして点数を上げる」ことであり、指導方法が「集団or個別」「対面orオンラインor動画」といった形で異なるだけです。

したがって、「魅せ方」「売り出し方」で差別化を図るのが有効であり、「やればできる」「やる気を引き出す」といったキャッチコピーで自社へと顧客を誘導し、たくさんの授業を受けてもらうために下記のような施策を講じます(この集客までの一連の流れをビジネス用語でマーケティングと呼びます)。

授業数を増やす施策
  • 入会当時とは異なる科目での受講を提案
  • 季節講習で「合格に必要だから」という理由で提案
  • テスト前に「点数アップに必要だから」という理由で提案

おそらく、子どもを塾に通わせている方なら、上記のような提案は馴染みのあることだと思います。

これらの施策が子どもの成績向上などにつながれば良いのですが、実際には「やればできる」「やる気を引き出す」というマーケティング戦略に引っかかり、「なんとなく」で授業数の増加、いわゆる「増コマ」をしてしまう家庭が大半です。

実際、筆者も塾講師時代、社員である室長の「夏休みは増コマノルマ〇〇件」という指示に従い、担当生徒の保護者に夏期講習に対する提案を行いました。

結果、20万円近い夏期講習のプランを見てほとんど即決で「わかりました」と提案を受け入れ、

「え?こんなに簡単にOK出しちゃうんだ…」

と感じたことを今でも覚えています。

したがって、もし増コマにより「高すぎる」と感じているなら、「本当に増コマが成績向上につながっているのか」を検討してみる必要があるでしょう。

高すぎる塾代に関するよくある質問に現役講師が答えます

ここからは、「塾が高すぎる」と感じている方が抱えているお悩みや質問について、現役講師である筆者がお答えしていきます。              

本当に塾は必要?

塾が必要なのかという疑問は、塾に通わせている保護者の多くが一度は抱いたことのあるお悩みだと思います。

結論からいえば、時代の流れとともに「塾の必要性は相対的に下がっている」ことは、覚えておくべき点です。

というのも、今の時代、下記に示すような「代替手段」が豊富に存在しており、「通塾して対面で授業を受ける」という昔ながらのスタイルに固執する必要はありません。

塾以外の選択肢
  • オンライン塾、オンライン家庭教師
  • 動画視聴サービス
  • YouTubeやネットを使った無料の学習コンテンツ

オンライン塾やオンライン家庭教師は、塾の運営コストにあるような「光熱費」「テナント料」といったものがかからず、高コスパである傾向が強いです。

事実、私たちオンライン家庭教師「まなぶてらす」では、「オンライン特化の家庭教師サービス」を2016年から提供しており、「1レッスン1,760円〜」というリーズナブルな料金設定を可能にしています。

「塾以外の選択肢」についてより詳しく知りたい方は、「塾で成績が上がらない方必見!5つの理由と塾以外の選択肢について解説」こちらの記事も参考にしてみてください。

塾で成績が上がらない方必見!5つの理由と塾以外の選択肢について解説
塾で成績が上がらない方必見!5つの理由と塾以外の選択肢について解説塾に通っているのに成績が上がらない背景には、必ず理由があります。5つの理由と塾以外の選択肢について知って、効率的に成績を上げていきましょう。...

週に何回通わせるのがいい?

週に何回通わせるか、つまり「何コマ取れば良いか」「何科目受ければいいか」という点も、気になるポイントだと思います。

主要5教科のうち、受講の優先順位順に下記にまとめました。

受講優先順位
  1. 英語
  2. 国語、数学
  3. 理科、社会

経験上、最もコスパがいいのは公立、私立、文系、理系問わず、100%受験科目に使う「英語」です。

次点に、中学受験や高校受験では公立、私立でともに使う国語と数学(算数)があげられ、理科と社会は苦手な場合に加えて、大学受験における文理選択が済んだ後に受講すれば良いでしょう。

したがって、「英語」「国数のどちらか」の「週2回」が最もベターな選択肢です。

集団と個別はどっちがいい?

集団指導の方が個別指導よりも安いので、「個別から集団に変えたい」と考えている方も多いはずです。

筆者の経験上、

「学校の授業についていけていないなら集団授業は効果が薄い」

と考えます。

そもそも、学校の集団授業についていけていないので、塾の集団授業についていくことは難しいでしょう。

したがって、個別指導かマンツーマン指導を受講すべきだといえます。

小6、中3、高3の塾費用の相場はどれくらい?もしかして払いすぎてる?

とくに受験期である小6、中3、高3の塾費用は高くなりがちなので、相場について知りたい方もいるはずです。

下記表に令和3年時点におけるデータをまとめました。

小6、中3、高3の塾費用
小6 ・公立
年間:20.0万円
月間:1.7万円
・私立
年間:56.9万円
月間:4.7万円
中3 ・公立
年間:45.1万円
月間:3.8万円
・私立
年間:29.3万円
月間:2.4万円
高3 ・公立
年間:23万円
月間:1.9万円
・私立
年間:32.5万円
月間:2.7万円

出典:令和3年度子供の学習費調査の結果 – 文部科学省

なお、上記データは「塾に通っていない子ども」を含めたデータなので、塾に通っている子どもだけに絞って統計をとれば、結果は大幅に上昇するはずです。

目安としては「上記データの1.5倍〜2倍」と考えれば、おおよその相場が出るでしょう。

相場よりもかなり高額な料金を支払っている場合には、コストを抑えるための選択肢を検討する必要があります。

「まなぶてらす」ならプロ級の先生の授業が割安で利用できる!

まなぶてらすのホームページ画像
サービス名 まなぶてらす
運営企業 株式会社ドリームエデュケーション
サービス開始 2016年5月
授業時間 50分
授業料 1,760円〜

私たちオンライン家庭教師「まなぶてらす」は、高品質なオンラインレッスンを1,760円からというリーズナブルな料金設定で提供しています。

業界内には同程度の価格帯の競合他社が存在しますが、その多くは「学生講師」をメインとして採用しています。

一方、「まなぶてらす」では基本的に「業界歴1年以上」を採用条件としているため、学生講師が非常に少ないです。

もちろん、学生講師が悪いわけではありませんし、学生講師のなかにも素晴らしい先生がたくさん存在します。

とはいっても、やはりマンツーマン指導を任せるなら、経験や実績がある講師に任せた方が安心できるのも事実です。

「まなぶてらす」のココがすごい!
  • パソコンやタブレットがあれば今日から始められる
  • 月謝制ではなく都度予約制なのでその都度お支払い
  • 入会金も施設管理費も一切なし。授業料以外にお金はかからない
  • 予約、キャンセルは3時間前まで可能
  • 採用率3割程度の質の高い自慢の先生たち
  • ミスマッチを防ぐ先生検索機能を用意
  • 業界でも先をいくメタバース自習室を完備
  • お試しできる「初回無料体験レッスン」を多くの先生が実施

また、講師以外の特徴としては、上記の点があげられます。

コストの面でいえば、月謝ではなく都度予約制なので、状況に応じて受講を取りやめることが可能。

家計の状況に合わせた利用ができるのは、業界内でも非常に画期的なシステムです。

「まなぶてらす」でおすすめの先生を紹介!

かすみそう先生:指導歴20年以上の豊富な指導実績

  • 小中高の算数、数学、英語、国語に対応
  • 指導歴20年以上の豊富な指導実績が魅力
  • いつ、何をするのかまで踏み込んだ計画立案まで指導

かすみそう先生の詳細はコチラから!

さとっち先生:全九州珠算競技大会入賞歴アリ

  • 小中高対応
  • 日珠連珠算5段、暗算7段保有
  • 現在は同志社大学ロースクール在籍

さとっち先生の詳細はコチラから!

じゅんじ先生:キプロス在住の国際派の先生

  • 中高生の英語、数学に対応
  • 16年間で200人以上の指導実績アリ
  • キプロス在住のグローバルな先生

じゅんじ先生の詳細はコチラから!

「コーチング」なら複数教科をリーズナブルに学習できる!

Home School+のキービジュアル
「Home School+」の概要
サービス内容 ・1回15分程度の定期ミーティングでサポート
・学習方法や習熟度のチェックも必要に応じて実施
プラン料金 ・ミーティング回数で変動
・選べる3つのプランで家計の負担になりにくい
講師 ・サポートに特化した「専任講師」を配置
・相性が良さそうな講師をプロフィールから選択可能

「まなぶてらす」では、通常のオンラインレッスンのほかに、「Home School+」というコーチング特化のサービスを提供しています。

「教えない家庭教師」というキャッチコピーの名の通り、科目に関する指導を行うのではなく、家庭学習に特化した指導を行います。

プラン詳細を下記にまとめました。

「Home School+」の3つのプラン
週1プラン ・ミーティング回数:月4回
・月額料金:4コマ分
・ある程度家で勉強できている子におすすめ
週2プラン ・ミーティング回数:月8回
・月額料金:6コマ分
・親が言えば勉強をする子におすすめ
週3プラン ・ミーティング回数:月12回
・月額料金:8コマ分
・家でほとんど勉強をしない子におすすめ

ご覧のように、最安プランの「週1プラン」では、4コマ分の月額料金でサービスを利用できます。

たとえば、「まなぶてらす」で一般的な先生の料金である2,400p(2,640円)の先生の場合、週1プランなら10,560円で「5教科すべての家庭学習」をケアすることが可能です。

上手に活用すれば破格のコスパを引き出せるサービス、それが「Home School+」なので、気になる方はサービス詳細をご覧いただくか、お問い合わせいただけますと幸いです。

コスパ重視の塾・家庭教師なら「まなぶてらす」にお任せください

塾の料金、費用は毎月家計を圧迫するため、無理が続くと教育どころではなくなってしまいます。

記事で紹介した情報を参考に、現在の塾に対する支出が合理的なものなのかどうか、改めて点検してみてください。

もし、現在塾の料金に対してお悩みを抱えていたり、他の選択肢について興味がある方は、私たち「まなぶてらす」までお問い合わせいただけますと幸いです。

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