みなさんこんにちは。ブックレビュー特別応援スタッフのたみです。
前回はブックレビューの書き方講座第一段として、ストーリー概要の書き方をご紹介しました。
今回もワークシートに沿って第二ブロックの書き方をご説明いたします。最後までお付き合いください。
ブックレビュー<第二ブロック>を攻略しよう!
第二ブロックのテーマは「自分のお気に入りをアピール!」です。
ワークシートを見てみますと、このブロックも2つのセクションに分けられています。
第一セクションは「好きなポイント」。好きなポイントは大きく分けて3つあります。
- 1つ目は好きな登場人物。
- 2つ目は好きなシーン。
- 3つ目は本の構成。
そして第二セクションは「どんなところが好き?」つまり好きな理由です。好きな理由は人それぞれ!思いのままにレビューに綴ってください。
書き方のコツは、4つの質問を自分に問いかけること。では1つずつ考えていきましょう。
①好きな登場人物は誰?
まず好きなポイントですが、これは登場人物にスポットを当てると書きやすくなります。なぜなら物語は、登場人物を中心に展開されていくからです。
第一ブロックで主要な登場人物を書き出しましたので、そこから選ぶこともできます。また物語の中心ではないにしても、燻銀(いぶしぎん)の活躍をするグレートバイプレーヤー(名脇役)もいますので、そちらから選んでいただくこともできます。
②その登場人物の好きなポイントはどこ?
好きな登場人物を選んだなら、その登場人物の特徴をイメージします。
- 知的?
- 天才肌?
- テクニシャン?
- 熱いハート?
- キュート?
いろいろ思い浮かびます。その中から特にお気に入りの特徴を選びましょう。すると次に展開がしやすくなります。
③その登場人物の好きなシーンはどこ?
次に、好きな登場人物に関するお気に入りのシーンを思い浮かべます。
スポーツ
- 必殺技を習得したシーン
- ライバルに勝利したシーン。
ミステリー
- 犯人を捕まえるシーン
- 決定的証拠を見つけたシーン。
こちらもいろいろ思い浮かべることができます。
④どうして好きなの?
最後に、好きな理由を簡単にまとめます。
- 元気をもらえるから?
- 励ましてもらえるから?
- 勇気が湧いてくるから?
- 感動の涙が止まらないから?
自分が感じたことを率直にぶつけましょう。
このように4つの質問に答えてみると、自分のお気に入りのポイントをまとめることができます。
ブックレビュー第二ブロックの見本
では第二ブロックをまとめてみましょう。前回の続きで、本はONE PIECEです。
ONE PIECEに欠かせないのは主人公のルフィ。ルフィの仲間を信じる気持ちは純粋そのもの。ナミが裏切ったかに見えたときもルフィは最後までナミを疑うことはなかった。ナミの本当の気持ちを読み取り最後まで信じ抜いた。どれほど仲間思いなのだろう。その後も仲間が一味を離れようとしたことがあったが、ルフィはどんな状況でも決して仲間を疑わない。仲間が戻ってくるシーンは何度見ても涙が止まりません。
<見本>のポイント解説
質問①好きな登場人物って誰?→ルフィ
- ONE PIECEに欠かせないのは主人公のルフィ。
質問②その登場人物の好きなポイントはどこ?→仲間思いなところ
- ルフィの仲間を信じる気持ちは純粋そのもの。
質問③その登場人物の好きなシーンはどこ?→仲間が裏切っても(裏切ったように見えても)決して疑わないところ
- ナミが裏切ったかに見えたときもルフィは最後までナミを疑うことはなかった。ナミの本当の気持ちを読み取り最後まで信じ抜いた。どれほど仲間思いなのだろう。その後も仲間が一味を離れようとしたことがあったが、ルフィはどんな状況でも決して仲間を疑わない。
質問④どうして好きなの?→ルフィの仲間思いのところに、感動の涙が止まらないから。
- 仲間が戻ってくるシーンは何度見ても涙が止まりません。
この第二ブロックのカギ
このように自分に問いかけてみると、シンプルに伝えることができます。好きなシーンを含めるときは、少しだけ場面を説明してください。すると、おすすめポイントをより一層際立だせることができます。
さいごに
さて第二ブロックの書き方講座はいかがでしたか?お気に入りポイントの書き方をイメージしていただけたでしょうか?
ここまで来ればあともう少しです。ラストの第三ブロックでしっかりと締めくくりましょう。第三ブロックのテーマは「読み手の心を動かす」です。
人の心を動かすことなんてできるの?
でもよく考えてみてください。誰かの名言で心が震えたという経験はないでしょうか?きっとあるはずです。次回のNEWS記事では、第三ブロックの書き方を詳しく解説していきますので、楽しみにしていてください。
ブックレビューの応募も始まりました。皆様のご応募を心からお待ちしております。
最後までご覧いただきありがとうございました。
たみ