みなさんこんにちは。ブックレビューコンテスト特別応援スタッフのたみです。
さて今回のテーマは「ブックレビューの書き方講座 第①弾」!
昨年紹介された<ブックレビュー ワークシート>をもとに説明します⏬
ワークシートのブックレビューは「3段落構成」で
- 第一ブロック:ストーリー説明=本の概要
- 第二ブロック:本のオススメポイント=自分のお気に入りをアピール!ゾーン
- 第三ブロック:読んでほしい人をイメージ=読み手の心を動かす!ゾーン
さらに、<第一ブロック>は大きく3つに分かれます。
- 登場人物はどんな人?
- どんな世界のお話?
- ストーリーを整理
今回の記事では、第一ブロックの①〜③をどう切り込んでいくべきか?もっと詳しく説明していきます。
ブックレビュー<第一ブロック>を攻略しよう!
では実際にこの3つのセクションにどう取り組むべきか?詳しく書いていきますね。去年の記事ではちびまるこちゃんについて、こういったメモがとられていました。
①登場人物はどんなひと?
登場人物は本を知るために一番大切な要素です。
主人公に加えてその家族や友人、ほかにも頻繁に登場する主要な登場人物を書き出してみましょう。そしてそれぞれの特徴も書いてみると、紹介しやすくなります。
- 勇敢で正義感が強い人?
- お調子者で盛り上げ上手な人?
- 優しくて仲間思いの人?
- 思い立ったらすぐに行動する人?
②どんな世界のお話?
小説・マンガには「設定」というものがあります。
設定=<時代><舞台><登場人物>といったストーリーの土台となる基本情報
これが読み手に伝わらないと、本の感動・オススメポイントどころか「どんな本なのか」といったベーシックな情報すら、全く伝わらなかったりします。
- 時間軸:現代?過去?未来?
- 舞台:日本 vs 外国 (もしくはそれも架空の世界)
この設定を説明してあげると、本で取り上げているのは、どんな世界観なのかをイメージできるようになります。
③ストーリーを整理
本の内容が一言で伝わるような、キーワードを集めましょう!
- 本のジャンル:小説?マンガ?啓発本?実用書?自叙伝?
- 本のテーマ:冒険?友情?ミステリー?希望?夢?向上心?あきらめない心?
この「ジャンル」と「テーマ」を組み合わせると、本のイメージが伝わります。例えば・・・
- 決してあきらめない主人公が活躍する野球マンガ
- 部員たちとの友情を描いたサッカーマンガ
- 次の展開が全く読めないミステリー小説
- 夢を追いかけ続けて成功した実業家の自叙伝
などといった形です。これがうまくいけば(どんなにページ数の長い書物でも)短い文章で本のイメージを伝えることができます。
ブックレビュー第一ブロックの見本
ではここから実際にレビューを書いてみます。今回レビューしたのは、不動の人気コミック「ONE PIECE」です。
これは海賊王を目指す主人公のルフィが繰り出すアドベンチャーコミック。海賊王が残した財宝(ワンピース)を探すために、笑いあり涙ありの冒険がはじまっていく。ルフィと仲間たちは大海賊時代を勝ち抜き、ワンピースを手に入れることができるのだろうか!
<見本>のポイント解説
- これは海賊王を目指す主人公のルフィが繰り出すアドベンチャーコミック。
→本の設定・全体像を説明する
- 海賊王が残した財宝(ワンピース)を探すために、笑いあり涙ありの冒険がはじまっていく。
→さらに、物語の方向性を伝える。イメージがさらに膨らむようにする。
- ルフィと仲間たちは大海賊時代を勝ち抜き、ワンピースを手に入れることができるのだろうか!
→物語の展開に期待を抱かせるような形でしめる。
この第一ブロックのカギ
ONE PIECE未読の人には「へぇー、海賊が冒険する話で、笑いも涙もあるんだ」とイメージでき、また読んだことがある人にも「そうそう、そんな本だよね!」って思ってもらえる文章だと思います。
第一ブロックの役割は<設定とストーリーの方向性を簡潔にわかりやすく伝えること>。
テーマとなるキーワードを必ず含めましょう。わたしがイメージしたキーワードは5つで「海賊王」「仲間」「笑い」「涙」「冒険」でした。
さいごに
さて第一ブロックの書き方講座はいかがでしたか?書き方をイメージしていただけたでしょうか?
でもこれで満足してはいけません。ブックレビューの面白いところはここからです。第二ブロックの「本のオススメポイント=自分のお気に入りをアピール!ゾーン」で自分の思いを存分に伝えてください。
でもどうやってまとめたらいいのか?
次回のNEWS記事では、第二ブロックと第三ブロックの書き方を、詳しく解説していきたいと思いますので、楽しみにしていてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
たみ