こんにちは。まなぶてらす音読講師のまきえです!
「音読ってさ~、なんか意味あるの~??」
と、言う人の心の中をのぞいてみます!!
『黙って問題を解くんだから、黙読できればそれでいいじゃん!』
はい。
よくわかります。
テスト中、音読なんかしてたら怒られますもの。
でも、その肝心の黙読は、どうやったら鍛えられるのでしょうか?
どうやって黙読力をはかるのでしょうか?
黙読を鍛えるには、そして、出来ているのか確認するには、
音読が一番効果が高く、手っ取り早い方法です。
例えば野球を頑張っている子が、ホームランを打ちたい!と思ったとします。
でもヒットは打てるけど、なかなかホームランが打てません。
そのまま何度やっても打てません。
じゃあどうするか?!
筋トレをして力をつけたり、バットを振るフォームをなおしたりしますよね?
音読は、
黙読を鍛えるための筋トレで、
フォームを矯正する力があるんです。
黙読は体のどこを使うかというと、目と脳みそです。
音読はそれに加えて、声を使う、耳も使う、
言葉は伝わらなきゃ意味がないので、発音も姿勢も気をつける、
内容が伝わるような読み方の工夫も必要。
体中の神経を使わないと上手に読めません。
黙読よりやることいっぱいです。
そんな、やることいっぱいの状態でミスなく読めたら、黙読なんかへのかっぱになるわけです。
しかも、字面だけ追っているのか、理解して読めているのか、一目瞭然ならぬ、一耳瞭然とでもいいましょうか。頭の中でどのように読めているかが、明るみに出てしまいます。
明るみに出てきた読みの、惜しい部分を補強して、上手な状態で繰り返します(←ここ重要)。
すると、完全に体に入った状態になります(集中して何度かやると暗唱もできます)。
一度泳ぎを習得すると、しばらく泳いでいなくても、自然と泳げますよね。
あの感覚に近い、ベストな音読力、ひいては黙読力が身に付くのです。
具体的には、使える言葉が増える、読むスピードがあがる、読み飛ばしがなくなる、頭の中で流れる読みが、ブチブチ読みや棒読みから、スラスラ読みに変わっていきます。
すると!
「理解が早くなる」
つまり!!
「問題が解ける」
いいことだらけです。
ただ…
ぶつぶつぼそぼそ、なんとなく音読していると、残念ながら効果は薄くなります。
頭の中の読みもどんどん下手になり、悪いことだらけです(^_^;)
音読をするときは、本を立ててもって、お腹に力を入れて、はっきり読むようにしましょう。
目をキラッと光らせることも忘れずに(^^)☆