こんにちは!
まなぶてらす広報チーム
ブックレビューの案内人こと
みなみ(@カナダ)です。
この夏休みに開催した
ブックレビューコンテスト
本日は、いよいよ結果発表です!
ブックレビューコンテストとは?詳細はコチラ!
ご応募いただいたみなさま、
ありがとうございました!
どの作品も
みずみずしい感性に溢れ
読んでいるわたしも
発見の連続でした!
昔からの良作と言われている本から
最近話題のSNSについての本までーー
(すべてをご紹介できないのが本当に残念です…)
審査員の先生方含め
わたしも楽しく拝読させていただきました(^ ^)
受賞作品のご紹介と
審査員コメントなども合わせて
ご紹介させていただきます。
それでは、
まずは小学生部門の発表です!
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小学生部門
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大賞 森本明日香さん(岡山県・小学5年生)
<紹介する本>
『言いかえ図鑑』 大野萌子作 サンマーク出版
<ブックレビュー 受賞作>
「無意識に使っている言葉が印象をつくっている」
という最初の文に目がいき、すぐに買ってもらいました。普段、何気なく使っている言葉なので、大丈夫だ、
と思っていましたが、私が使っている言葉で
沢山の人を傷つけていることもあるんだ、と思うと
言葉は恐ろしいなぁと実感しました。どんな関係であっても、人と人との言葉の
コミュニケーションは大切です。
日常的な挨拶や返事、お願いをしたり、意見を言ったり、
注意をしたり、誤ったり……いろいろな場面で良い印象に
受け取ってくれるような言い方を身に着けることが大切です。この本では「余計な一言」を「好かれるセリフ」に
言いかえるパターンを教えてくれます。
ちょっとした言葉で人は、傷ついてしまうので、
今後も気を付けていきたいです。
「口は禍の元」と言われていますが、言葉の大切さを知りました。
友達関係に悩んでいる方は、ぜひこの本を手に取ってみてください。
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審査員の先生方からのコメント
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★レイ先生より
「言葉」-これは年代問わず、関心の持てるテーマです。
誰もが悩む言葉のコミュニケーションについて教えてくれる
本だということを、的確な表現で示せていました。
自分自身にも問いかけながら「言葉」というものを考えたので、
説得力を持たせることができました。
★いずみ先生より
興味を持ったこと・実感したことが明確に伝わってきて
良かったです。本の中の話から具体例を出して読書中の
気づきなどを書くことができると、
★こみや先生より
カギとなる引用文を初めにもってくることで、読み手を
ぐっと引きつけていますね。言葉の大切さについて
森本さんが実感していることや、具体例を挙げているので、
「私にも関係のあることなんだ。この本を読んで、
良い印象を与える言葉を使いたい!」と思わせてくれます。
ブックレビューの目的をしっかりと果たしている素晴らしい
内容でした。
・・・つづいて、
中学生部門の発表です!
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中学生部門
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大賞 箱嶌大誠さん(福岡県・中学1年生)
<紹介する本>
『だから僕は練習する 天才たちに近づくための挑戦』和田 毅著 ダイヤモンド社
<ブックレビュー受賞作>—–
あなたは、自分が不器用で嫌になったことはありませんか?
そのことで夢をあきらめたことはありませんか?この本は、今や大ベテランで、現在福岡ソフトバンクホークスに
所属し、松坂世代最後の野球選手の一人である和田毅投手の話だ。この投手は、どこにでもいるような野球少年で、特に才能が
あったわけではなく、むしろ不器用な少年だった。
大学在学中も、どうしてもプロ野球選手になりたいとは思って
いなかった。だが、なぜその少年がプロ野球選手になれたのか、
なぜ天才たちに近づけたのか、
なぜ天才たちより長く現役を続けられているのか、
和田投手の言葉を聞くとその理由がわかります。この本を読んで自分でも納得するところがあった。
不器用は、短所ではなく長所にもなることを考えさせてくれた。
さらに和田投手自身が語る名言も心にしみわたった。今、自分には才能がなく、不器用で満足した結果が出ていない
と思っている方、是非この本を読んで輝く未来を掴もう。
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審査員の先生方からのコメント
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★レイ先生より
書き出しに示したテーマと、どのような人にお勧めしたいのか、
という最後の部分をしっかり対応させられました。
内容に簡潔に触れた後、「なぜ・・のか」というフレーズを重ね、
読み手に興味を持たせる流れを作っています。
さらに自分自身が心を動かされたポイントも盛り込んだ、
読み応えのあるレビューでした。
★いずみ先生より
構成が上手で「この本の内容が気になる」と思わせることが
できていた点が良かったです。一方で興味を引かせる形なのは
良いですが、1つくらい本の中の具体的な言葉やエピソードを
紹介しても良いかと思いました。そうするとなぜ「自分が納得
できたのか」というところが伝わって、より強く興味を引くことが
できると思います。また、「です・ます」調だった文章が
途中から「だ・である」調に変わっているので、文章表現を
統一することにも注意してみてください。
★こみや先生より
初めの問いかけが印象的でした。あらすじを全て説明せず、
本を読んで理由を知りたくなるような仕掛けが見事です。
また、読んでもらいたい人を具体的に書くことで、そうした
人の心により響く内容になっています。野球自体にあまり
関心がない人にとっても、普段手に取らない本を読む機会に
なると思います。
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発表は以上です。
受賞された森本さん、箱嶌さん
おめでとうございます!
10月上旬、ポイント進呈と賞状をお送りいたします。
そしてご応募してくださった皆さん、
またブックレビューコンテストを
応援してくださったみなさん
ありがとうございました!
2人のブックレビューを読んで、
「ちょっと読んでみようかな」
と思った人はぜひ読んでみてください。
今回のコンテストが、皆さんの
豊かな読書の機会につながれば嬉しく思います。
今回のメルマガはここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
引き続き まなぶてらすをよろしくお願いいたします。
案内人 みなみ
※今回小学生部門は応募数が少数だったため学年による
ハンデを考慮しつつ評価をさせていただきました。
★おまけ企画!先生部門はコチラ★
【案内人コメント】
今回審査員ではないわたしも
すべてのレビューを
読ませていただきました。
今回受賞をしなかった作品、
どれもすばらしく
考えや推敲(すいこう)のあとが
感じられました・・・
「へえ!こんな本があるのか」
「なるほど、ここが魅力なのか」
「この言い回し、センス光るなあ」
まさに
みなさんのブックレビューから
発見の連続でした!
・・・
普段、読書中は
「なるほど!」
「めっちゃ感動!」
「おもしろかった!」
とシンプルに
終わってしまうものですが
そこにすこしずつ
輪郭(りんかく)を
足していくと
自分でも気づかなかった
本の魅力を発見できます。
だからこそ、
その読書体験が
より深くより価値のあるものに
なっていくようです。
・・・
同時に
「オススメしたいだれか」を
想像して感想を書き上げるという
貴重な機会でしたよね。
ただ面白かった、だけでは
作品の魅力は伝わりませんよね。
その本のことを全く知らない人に伝わるように。
伝え方を工夫することが重要です。
本の世界観をわかりやすく共有し
何が魅力なのか、なぜ魅力なのかを
しっかり掘り下げて伝えなくてはなりません。
今回の応募作品は
「どう書けばいいのか…」
「どうしたら伝わるのか…」
というみなさんの思案のあとが
随所から伝わってきました…!
みなさまの瑞々しい
ブックレビューを読んだ
わたしの方が
ホクホク美味しい企画に
なってしまいました。
応募していただいたみなさん、
ありがとうございました!
思いが強めで、、
編集後記が長めで失礼しました…
ぜひ次回もみなさんの作品を
お待ちしております\(^^)/