こんにちは。まなぶてらす講師のしゅうとです。
保護者の方のお悩みで、ついつい
「勉強しなさい!」「ゲームをやめなさい!」
こんなふうに怒ってしまうことはよくあると思います。
著書「Anger Management アンガーマネジメント」より
怒りで失敗しないように心をコントロールする方法を学んで
子供との勉強の向き合い方を考えてみましょう。
以下、こちらの書籍の要約をシェアしました!
怒りをコントロールするメリット
「自分がイラついて周りの雰囲気が悪くなる」
こういった状態はよくありますよね。
怒りは伝染し、家族関係を壊してしまう可能性があるそうです。
逆に怒りをコントロールし、心理的安全性を高めることは
生産性を高めることにも繋がります。
つまり勉強の質が高まるかも!ということです。
怒りをコントロールするとは?
そもそも怒りとは「べき」という信念から生まれます。
これは「常識」「当然」「当たり前」「普通は」といったものです。
そして怒りは個人差があり、時代・環境で変化するそうです。
「勉強するべき」「宿題を終わらせるべき」といった考えが
親の怒りの発信源になっているということです。
まずはこれを自覚することがコントロールの第一歩です。
さらに、怒りは防衛感情から生まれます。
「勉強しなさい」といって子供から無視されるとイラッとしますよね?
すると「悲しい」「困惑」「虚しさ」「もどかしさ」
などといった1次感情を防衛するために怒りの2次感情が生まれるそうです。
重要なことはこの2次感情に振り回されず、1次感情に目を向けることです。
この1次感情は相手にリクエストをするとコントロールできるそうです。
「無視されると悲しいから返事をして欲しいな」
「宿題しないとお母さん困ってしまうから先に終わらせて欲しいな」
などなど・・・しかしこう伝えも上手く伝わらないことが多いですよね。
このリクエストは時間や手間がかかり面倒なため、簡単な怒りの感情で処理しがちです。
リクエストは時間をかけて何度も伝えることが大切だそうです。
さらに怒りは近い存在にこそ強く出ます。
だからこそ「怒りにくい心作りをしましょう!」ということです。
怒鳴りそうになった時の短期的対処法
①まずは怒りの度合いを数値化しましょう。
怒りに0~100点の点数をつけることで冷静になりましょう。
点数をつけてみれば30点未満であることが多いそうです。
②怒りを感じた際の合言葉を決めておきましょう。
「大したことない」「なんとかなる」「大丈夫」これを念じましょう。
③それでも治まらない場合は深呼吸をしましょう。
このようにして怒りを感じた時に6秒待つ工夫をすれば怒りは治るそうです。
怒りにくい心づくりをする長期的習慣
①怒った日付や内容そして点数を忘れないうちにスマホのメモに記録しましょう。
何に怒るのかを分析して、それらを2つの軸で分類分けをしましょう。
2つの軸は「変えられる/変えられない」「重要/重要でない」
そして重要で変えられることに目を向けて改善をしましょう。
②自分を褒めたいことや怒りを治められたこともスマホのメモに記録しましょう。
すると自信と余裕が生まれ、防衛感情の予防になります。
怒りにくい心づくりには精神的にも肉体的にも余裕を持つことが大切です。
運動や質の高い睡眠、家族とは別の心を許せるコミュニティを持つことも効果的です。
最後に
怒りにくい心作りをすれば自分の怒りはコントロールできます。
しかし子供の怒りはコントロールできません。
だから子供が怒っていることをなんとかしようと思わなくて大丈夫。
大事なことは子供の1次感情を考えて、寄り添って共感をしてあげましょう。
子供の怒りを受け取らないことが、自身への怒りの伝染予防になるということでした。
私の個人のnoteのURLを載せておきます。同じような記事を載せていますのでそちらもぜひ^^
https://note.com/shuuchan_aaa