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第2回・疲労回復法②お昼寝は大事!

我が家の愛犬DONAはいつも気持ちよさそうに昼寝をしています。

みなさんは昼寝というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「昼寝なんてさぼっているのと同じだ!」と否定的な意見も多いかもしれません。

しかし、世界的な大企業であるGoogleやNike、他にもNASAやアメリカ海兵隊でも積極的に昼寝は採用されているんです。

もちろん理由はさぼることを奨励しているからではありません。昼寝にはそれだけ合理的なメリットがあるからです。

いったい昼寝にはどのような効果があるのでしょうか?

 

第2回疲労回復法②
わずか5分の昼寝『マイクロナップでも効果はある

 

およそ20分ほどの昼寝のことを「パワーナップ」と呼びます。5分ほどの短時間の昼寝は「マイクロナップ」です。

Googleなどにはパワーナップチェアが用意されており、真剣に昼寝ができるよう環境が整っています。

夏休みや冬休みといった長期休暇や、土曜日曜など学校が休みで、意欲的に勉強している受験生は、机に突っ伏して目を閉じてうたたねするだけでもいいので5分ほど昼寝を入れてみてください。それだけでも驚くべき効果があります。

前頭葉のストレスを排除し、ホルモンバランスをリセットすることで、脳疲労によって判断力が鈍っていくことを防ぐことができるのです。

ただし完全に眠りのモードに入ってしまうと、起きてからの勉強の効率は低下してしまいます。昼寝の目安は「20分間まで」です。

 

●10分の昼寝で注意力や認知機能は改善した。しかし、30分以上の昼寝では改善されなかった。(フリンダース大学の研究報告)

 

●15分の昼寝でパフォーマンスが改善し、自律神経のバランスも整った。(日本・労働安全衛生総合研究所の研究報告)

 

●昼寝を60分以上すると心血管の死亡率が1.8倍になる。(東京大学による15万人対象の11年間追跡結果)

 

午前中にやるべきことをしたら、少しだけ昼寝をしてみて午後からの勉強に備えると、今まで以上に効率よく勉強がはかどるのではないでしょうか。常に最高のパフォーマンスを要求される一流のビジネスパーソンは実践しています。疲れ切っている状態では効率が悪くなるだけです。ぜひ一度試してみてください。ただし、タイマーで20分以内には起きるように注意してくださいね。

 

第1回・疲労回復法①睡眠

 

第3回・疲労回復方法③脳の疲れも回復させる「交互浴」