3級と聞くと、上級なので取得に時間がかかりそうなイメージを持たれる方が多いです。
ほかの習い事もしていて忙しかったり、中学受験を予定していることから速めに進級したかったりする場合は、取得するのに何年くらいかかるか特に気になるところでしょう。
ちなみに、以下が日商そろばん3級の検定試験の内容です。
問題の桁数が多く、合格点の基準が高いことから、そろばんを全然したことがない方やまだ下級の方などは、3級合格までを果てしない道のりに感じるかもしれません。
そこで、この記事では現役珠算講師がそろばん3級合格への秘訣を特別に大公開します!
記事を読むことで、そろばん3級取得が何年かかるかにおける以下の内容を把握でき、少しでも合格の近道へとつながることでしょう。
- そろばん検定試験の3級に合格するには何年かかる?
- そろばんで上手く進級するには何歳から始めれば良い?
- そろばん3級合格の壁を乗り越える方法を解説
- そろばん3級に合格するための勉強の秘訣って?
- そろばんの3級取得が何年かかるかに関するよくある質問

私たち「まなぶてらす」は2016年からオンライン習い事サービスを提供しています。専門的な知識と経験に基づいて、勉強に関する情報をわかりやすく解説します!
そろばん検定試験の3級に合格するには何年かかる?

結論ですが、そろばん検定試験の3級合格にかかる時間は、子どもの性格や年齢、学習頻度によってさまざまです。
現役珠算講師の指導経験より、平均的には3年〜5年は時間がかかる印象です。
中には、週3回そろばんを習い、1年かからずで日商3級に合格できる子もいました。
子ども自身にやる気があって、練習もしっかり積み重ねることができていれば、そろばん3級合格は十分達成できるレベルです。
そろばん検定試験の3級に合格するには何年生が目安?
そろばん検定試験の3級に合格するには、一般的には3年〜5年の時間がかかることから、以下が取得できる学年の目安となります。
- 幼児から始めたら小学4年生
- 小学1年生から始めたら小学5年生
現役珠算講師の指導経験上、そろばん3級は小学校中学年から高学年で取得する生徒がもっとも多いです。
ただし、上記は単なる目安なので、子ども自身で目標を設定して、その子に合ったペースで進級していくことが大切です。
そろばんで上手く進級するには何歳から始めれば良い?

大前提に、そろばんは0〜9の数字の読み書きができれば何歳からでも始められます。
子どもがそろばんに興味を持ち始めたときから学習をスタートするのが、ベストなタイミングといえるでしょう。
ただし、それぞれの年齢や学年から学びを始めるにあたり、次の注意点があります。
- 幼児:集中力
- 小学校低学年:筆算
- 小学校高学年:中学受験
特にまだ年齢の低い幼児からそろばんを習うときは、集中力の持続が難しい傾向にあります。
まだ子どもだけで静かに座って学習できない段階であれば、小学生になってからそろばんを始めてみるのも一つの手です。
現役珠算講師の筆者は、3歳のお子さんの指導をした経験がありますが、大人顔負けで50分間机に向かってしっかりとそろばん学習を取り組めていました。
お子さんにやる気があれば、年齢は気にせずにすぐに始めて問題ありません。
私たちオンライン習い事サービス「まなぶてらす」は完全オーダーメイドのオリジナルのレッスンをしているので、数字の書き方から指導してくれる先生もいて安心です。
小学校低学年からそろばんを習う場合は、学校で筆算を学習し始めることから、そろばんを使う計算でも、筆算を使って解こうとする子が中にはいます。
そろばんに慣れるまでは筆算の方が速く計算できると感じるかもしれませんが、練習を何度も繰り返していけばそろばんでの計算力がしっかり身についていくので、ご安心ください。
また、高学年からそろばんを始める場合、中学受験を考えているご家庭ならそろばんの習い事と受験勉強が重なり子どもに負担となる可能性があるので、習う時期に注意しましょう。
そろばん3級の合格に存在する「3つの壁」とは?乗り越える方法も解説

そろばん3級を合格するにあたり、次の「3つの壁」があらわれます。
- かけ算とわり算に小数点の問題が出てくる
- 3級から合格点が一気に高くなる
- 桁数が増えてミスを起こしやすくなる
一見すると大きな壁に思えますが、現役珠算講師が乗り越える方法を丁寧に解説するので、確認すると心配は払拭されるでしょう。
① かけ算とわり算に小数点の問題が出てくる
以下は、そろばん3級の例題です。
- 701.25×6.8=
- 0.048739÷0.094=
上記のように、そろばん3級ではかけ算とわり算に小数点の問題が出てくるので、解き方をしっかり覚えていなければ、答えの桁や小数点の位置を間違えてしまいます。
しかし、言い換えると小数点の問題のやり方自体をきちんと習得できてさえいれば、ミスはなくなります。
そろばん3級の練習に入っても先生の説明をよく聴くことで、小数点の難しい問題にも次第に対応できるようになるでしょう。
② 3級から合格点が一気に高くなる
冒頭でも触れましたように、そろばん3級に入ると合格点が一気に高くなります。
そろばん4級までは300点満点で210点以上の7割で合格でしたが、3級に入ると急に300点満点で240点以上の8割での合格となります。
高得点を取らなければならない分、たしかに難易度が上がっています。
しかし、そろばんの基礎がしっかりできていて、練習を繰り返せていれば、3級合格もそう遠くはありません。
3級の合格点を取るためには、先生から教えてもらった正しいやり方でそろばんを置くことが重要です。
③ 桁数が増えてミスを起こしやすくなる
そろばん3級になると、見取り算の桁数が以下のように6桁となります。
桁数が多いことから、雑にそろばんを置くと答えのミスにつながりやすいです。
- 「数字をたしたらそろばんを下にずらす」を続ける
- 珠はやさしく丁寧に弾く
上記をいつも意識してそろばんを置くことで、桁数が多くなっても間違いを減らせるので、速く適当にするのではなく、習ったことに忠実になって丁寧に取り組むようにしましょう。
そろばん3級に合格するための勉強の秘訣って?

そろばん3級の壁の乗り越え方を解説しましたが、実際に合格するためには次の秘訣もあります。
- 時間を計ってスピードを意識した練習をする
- 先生の指導を素直に守る
- 特に週1受講の場合は自宅でも集中して練習する
3級の受験に時間がかかっている方や、何度も不合格を経験している方などは、ちょっとした合格の秘訣を知っているか否かで結果が変わってくるので、ぜひチェックしてください。
1. 時間を計ってスピードを意識した練習をする
検定試験に合格したいのであれば、ただ問題を解く練習だけしていては難しく、やはり時間を計った練習がとても重要です。
試験には制限時間があるので、時間内にどれだけ問題を正確に解けるかが大事になってきます。
そろばん3級の検定試験に合格するには、時間を意識して字を小さく書いたり、つまずいた問題は飛ばしたりなどの、スピードを意識した練習もしていきましょう。
2. 先生の指導を素直に守る
そろばん3級は上級とはいえども、基礎ができていて先生の指導を素直に守れていれば、誰しもがクリアできる級です。
しかし、自己流でそろばんをしていたり、基礎が身についておらず指使いの丁寧さに欠けたりする場合に、なかなか上手く進級できないことが多いです。
そろばん3級の検定試験に何度も失敗している場合は、一度先生の指導をしっかり聴けているのか、よく振り返ってみましょう。
3. 特に週1受講の場合は自宅でも集中して練習する
練習量が足りていない場合にも、そろばん3級の合格は難しいです。
特に週1回レッスンを受講するだけで、自宅で練習をされていない場合、厳しいですがそろばん3級の合格にはかなりの時間を要します。
私たちオンライン習い事サービス「まなぶてらす」では、毎回のレッスンで自宅でもできる宿題を出しているので、日々コツコツと練習する姿勢が身につきます。
自宅で練習するのに気が向かない場合は、レッスンを受ける頻度を変えるなどして、なるべくそろばんに触れる時間を増やすようにしましょう。
そろばん3級になっても正しいやり方で練習を積み重ねることで、検定試験の合格に達成できます。
オンライン習い事「まなぶてらす」ならそろばんレッスンが自宅で受講できる!

サービス名 | まなぶてらす |
---|---|
運営企業 | 株式会社ドリームエデュケーション |
サービス開始 | 2016年5月 |
授業時間 | 50分 |
※授業料は1ポイント1.1円のポイント制で、講師によって必要ポイント数が異なる
私たち「まなぶてらす」は、2016年からオンライン習い事サービスを提供しています。
主要5教科の指導はもちろん、そろばんやプログラミングといった習い事の指導もオンラインで行っており、特にそろばんのオンラインレッスンには自信を持っています。
過去には、在籍しているそろばんの先生たちと一緒に、公式そろばん問題集を出版した経験もあるほどです。

そんな私たち「まなぶてらす」のなかでも、おすすめのそろばんの先生を紹介します。
無料体験レッスンを提供している先生も多いので、ぜひ質の高い指導を体験してみてください。
まおこ先生:10段保有のプロフェッショナルな先生
- 他を寄せ付けない圧倒的なそろばんスキルで指導
- 10段保有、全国大会優勝経験あり
- 落ち着いた口調による的確な指導が魅力
きよみ先生:講師歴15年を超えるベテラン先生
- 講師歴16年目のベテランそろばん先生
- 200人を超える生徒を指導
- 競技大会の大会問題作成や読み上げ算委員の経験アリ
まゆみ先生:日本珠算教師養成講座修了済みの凄腕の先生
- 全学年対応
- 全珠連珠算8段、暗算9段保有
- 実力、経験ともに圧倒的なそろばんのプロフェッショナル
そろばんの3級取得が何年かかるかに関するよくある質問
そろばん3級取得に何年かかるかに関するよくある質問を紹介します。
Q1.珠算3級に合格するなら、教室に通って先生から直接教えてもらうのが良いですか?
教室で先生から対面で授業を受けるのも良いですが、オンラインのそろばんレッスンにおいても引けをとらず上達できます。
くわしくは、オンラインのそろばんレッスン事情や、そろばんが上達する子についての記事が参考になります。


Q2.珠算3級に合格すれば、暗算3級も合格できますか?
そろばん3級に合格したからといって、暗算3級に合格するとは限りません。
ただ、珠算3級は上級者なので、ある程度暗算力もついてきていることでしょう。
お子さんによっては、暗算の方が珠算よりも進級が速かったり、逆にそろばんばかり先に進んで暗算が伸び悩むようなパターンもあったりします。
そろばんを習うことで、最終的に暗算力を身につけられると良いので、そろばんよりも暗算の方が先に進んでいることがベストだとよくいわれています。
ちなみに、以下は暗算3級の問題内容です。
Q3.珠算3級を取得できれば、計算や算数が得意になりますか?
そろばん3級になれば、小数点や桁数の多い難しい問題が出てくるので、合格できれば計算は得意といえるでしょう。
ただ、計算は得意になる一方で、そろばんは学校の算数の問題に対応しているわけではないので、算数が得意になるかどうかは断定できません。
算数が得意になりたい場合は、以下の記事が参考になります。

そろばんの3級を取得したいなら「まなぶてらす」におまかせください
そろばんの3級を取得するのに時間がかかりそうなイメージを持たれていた方も、正しい練習法や勉強の秘訣を知ることで、問題なく合格できることがわかりました。
オンライン習い事サービス「まなぶてらす」では、そろばん段位を取得した実力のある先生が揃っています。
そろばん3級に苦戦していたり、合格を目指していたりする方は、気になる「そろばんの先生」に「お問い合わせ」して、まずは無料の体験レッスンを受けるところから始めましょう。