まなぶてらす講師のくらもとです。
今日は「子どもが幸せになるために大人ができること」について、読書から学んだことを元に話していきたいと思います。
親なら誰しも自分の子どもに幸せになってほしいと願いますよね。
『子どもが将来お金に苦労しないよう、まずは学力を身につけさせて偏差値の高い学校に入れることが幸せへの近道だ!』
このように、子どもの幸せのためにまずは学力をつけさせようと考える方は多いでしょう。
しかし、そもそも学力とは社会的文脈に依存した概念で、時の流れによって定義が変わってきます。
この記事では、「現代の学力の定義」や「子どもが幸せになるために大人ができること」を紹介するので、ぜひ参考にしてお子さんの幸せをさらにパワーアップさせてみてください。
現代の学力の定義
「学力」という言葉は、江戸時代から普及したと言われています。
江戸時代の「学力」は「読み書きそろばん」から得られるもので、生きていくために必要な基礎の知識として重視されていました。
時代が進むにつれて「学力」の定義は変わり、いつしかネームバリューのある学校に合格することやテストで上位になるためのものとして学力という言葉が注目されていきます。
そして、現代ではAIやITが発展し、人の脳の代わりとなる賢いモノであふれる時代に突入しました。
便利になった現代では学歴社会は薄れつつあり、社会において自分が果たすべき役割を考え、個性を発揮する力をつけることが「学力」として新たに定義されています。
子どもの幸せには「自分で考える力」が大切
子どもの幸せには以下の3つが大切であると、ある教育研究によって明らかになりました。
- 健康
- 人間関係
- 自分で考える力
健康と人間関係は、人が幸せになるために必要不可欠な土台であるのは有名な話です。
栄養バランスのある食事や7時間以上の睡眠、家庭の環境などで子どもの成長は大きく左右されます。
では、子どもが幸せになるために必要な「自分で考える力」とは一体どのようなものでしょうか。
「自分で考える力」は周りの大人の対応で決まる
『〇〇しなさい!』
『一番を目指そう!』
上記のように大人たちが勝手に決めつけた声かけを行うと、子どもの自分で考える力が育たず、結果子どもの幸せにはつながりません。
子どもの「自分で考える力」は、周りの大人の対応で決まります。
「自分で考える力」をつけさせるためのポイント5選
子どもの「自分で考える力」を育てるためには、次の5つのポイントが重要です。
- 対話力
- 思考力
- 自己肯定感
- 諦めない心
- 情熱
5つのポイントに対し大人ができることは何か、順に見ていきましょう。
対話力
子どものうちから「対話力」を鍛えることで、自分で考える力が身につきます。
大人ができることとして、具体的には子どもの話を最後まで聴くことです。
途中で子どもの話をさえぎって『つまりこういうことでしょ?』のように話をまとめてしまうと、子どもの対話力は上がりません。
子どもが間違ったことを話していても最後まで聴き、話が終わったらまずは「共感」し、その後に正しい「説明」をするのが良いでしょう。
親だけでなく、大人と1対1で話ができるまなぶてらすのオンラインレッスンは、子どもの対話力を育てるのに最適です。
思考力
次に、自分で考える力を育てるためには「思考力」も大切です。
ただ親や先生から指示されたことだけをしていても思考力は育たず、幸せには近づきません。
大人が子どもの思考力を育てるためにできることとして、物事をなるべくシンプルに提示するのがおすすめです。
たとえば、公園に遊びに行くにしても、あえて遊具の少ない場所に子どもと行ってみてください。
すると、子どもは遊具が少なくても自分で遊び方を工夫して楽しめるのだそうです。
思考力を育てることで、子どもの知らない一面や得意なことなども見えてきます。
自己肯定感
テストの点数や大会の成績など、結果だけを見て褒めても子どもの自己肯定感は育ちません。
大人が子どもの順位や点数ばかりを気にしていると、子どもは良い成績がとれなかったときに『自分はダメなんだ…』と否定的な感情になってしまいます。
大人は子どもの努力した過程を褒めてあげるように心がけましょう。
努力した過程を認めることで、子どもに自信がついていきます。
諦めない心
子どもの「諦めない心」は、そろばん学習で身につけられます。
そろばん学習は計算力をつけるだけでなく、制限時間内にベストを尽くして目標点を目指すといった諦めない心を育みます。
まなぶてらすのそろばんレッスンはオンライン検定もあり、失敗しても何度でもトライできるのがメリットです。
大人は子どもの諦めない心を尊重し、大人の判断やマイナスな声かけで途中で諦めさせることのないよう気をつけましょう。
情熱
最後に、子どもが自分の好きなことに情熱をささげられるような環境づくりを大人たちが作るようにしましょう。
子どもの情熱心が、将来個性を発揮できる力につながります。
大人は子どもが何に情熱を持っているかを引き出すために、子どもが興味を持っているさまざまなことに挑戦させてみましょう。
まなぶてらすはそろばんのほかにも多くの習い事レッスンや勉強科目がそろっています。
まずは幅広く試してみて、好きなものを見つけて自分でどんどん学習するようになれば、学ぶことの楽しさが分かり、結果子どもの幸せを引き出せるのではないでしょうか。
まとめ
以上、「子どもが幸せになるために大人ができること5選」という話題でした。
子どもの幸せには、健康や人間関係はもちろんのこと「自分で考える力」が大切なことがわかりました。
子どもたちには目先だけでなく長い目で見て幸せになってほしいので、大人ができること5選を意識して指導できるよう、改めて気を引きしめてまいります!!