みなさん、こんにちは!
まなぶてらす講師のこみやです。
真夏の日差しがまぶしい季節となりました。
子どもたちは夏休みを満喫しているでしょうか?
楽しい夏休みに宿題はつきものですね(汗)
早めに終わらせよう…と思いつつ、毎年残ってしまう
「あの大物の宿題」はみなさん取り組みましたか?
そう、大物とは「夏の自由研究」です!!
まなぶてらす講師のインタビューをご紹介する
「魅力発見!」のコーナー。
今回は理科講師「まさみ先生」の記事をお届けします。
中学受験から大学受験までの理科指導はもちろん、
オンライン理科実験でもおなじみのまさみ先生。
今回は特に自由研究をテーマとしてお話を伺いました。
▼まさみ先生のプロフィールはこちら▼
https://www.manatera.com/wte/prfdtlfrm/20
今回は、まさみ先生のインタビューを通して
・サクサクでも、じっくりでもOKな自由研究レッスン
・自由研究に取り組む際の親の心得
などのタイムリーな情報満載のお話が伺えました。
今回の記事は、サクッと短めですので
ぜひ最後までお楽しみください。
夏の自由研究に悩んでおられる方、必見です!
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■ 「なんでかな?」を大切に
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―― まさみ先生というとすぐに
実験レッスンが頭に浮かびます。実験や理科を
好きになったきっかけを教えてください。
実をいうと…中学、高校の実験は
そんなに楽しくありませんでした。
教科書をみれば答えがわかってしまうので。
これだと楽しくないなと感じていました。
楽しくなったのは、大学からです。
大学での実験は、自分で答えを探すことができます。
その過程、考えること自体が楽しいなと思い
そこから実験が好きになりました。
ちなみに大学では生物学を専攻して、
筋肉の研究をしていました!
理科自体は、中学の時にたまたま100点をとった
のがきっかけで「私って理科できるかも!」と思い
好きになりました(笑)実験にしても、理科にしても、
分からないところを自分で解読していくのが楽しいです。
―― もともと考えることがお好きだったんですか?
いろいろ気になる子供だったかな。
空はなぜ青い?夕焼けはなぜ赤い?
海の水はなぜしょっぱい?とか。
こどもが素朴にいだく疑問ってありますよね。
レッスンでもそういった豆知識も伝えたりしますよ。
ずばり答えを言うのではなく、なんでだろうね?と
ヒントをだしながら一緒に考えるようにしています。
身近なことからスタートして、これやったらどう?と
だんだん答えに近づくようにしていくんです。
答えを導き出すには、そういった身近な
最小限の知識が大切です。
そして、それをどうやって広げていくかも重要ですね。
受験勉強では特にそうです。
ぜんぶ丸覚えでは応用力がつきません。
基本的なことだけ覚えて、後はそこからイメージ!
ちょっとした知識をいれて
答えに近づけていくよう心がけています。
全部丸暗記はしんどいでしょ(笑)
―― 実験の楽しさはどんなところにありますか?
なんでかな?と思っていたことが
ちょっとずつ解明されていくところです。
その過程が楽しいんです。
実験は、失敗が大前提。予想通りにはいかないものです。
でも、そこで色々調べて、実験を繰り返して
ちょっとずつ分かっていくのが楽しい。
なんでも人に言われてやるのは楽しくないでしょ(^^)
自分で考えるから楽しいんです。
―― 考える力がつきそうですね!
なんでも考える力をつけてほしいと思います。
「なんでかな?」と常に考えることですね。
レッスンをしていても、細かいことに
「なんでかな?」と気になる生徒さんがいます。
たとえば、振り子の周期を勉強したときも・・・
富士山の上でも一緒?宇宙では?と質問してきます。
そういった細かい質問も一緒に考えます。
理屈上は一緒になるはずだけど、
富士山の上からたらすロープをどう作る?なんて(笑)
納得がいくまで、そういうことも一緒に、真剣に
考えて教えてあげることが大事だと思います。
―― 真剣に一緒に考えてくれる大人の存在は、
生徒さんにとっても嬉しいものだと思います。
子どもたちに理科を教えたいと思った
きっかけを教えてください。
一つの細胞から私たちの体がつくられるのは
本当に不思議なことです。自分の体でさえ、
実は私たちは知らないことばっかりです!
子どもたちにも、そういった不思議に思うことを考えて
科学の入り口に立ってほしいと思い、一から通信制の
大学に入り直して、小学校の教員免許をとりました。
教えたことを子どもたちが、将来ちょっとでも
興味をもってもらえれば嬉しいです。
ーー まさみ先生のレッスンは子どもたちの好奇心を
刺激するものばかりですね。
特に、先生の実験レッスンは他にはない
「サイエンスdeクッキング」がありますよね。
とても面白そうです!!
前からレッスンの中で、
食べ物をつくる実験もおこなっていたのですが、
そうすると子どもたちがとても喜ぶんです。
レッスンしながら、作ったものをつまみぐい
したりして(笑)男の子も楽しんでやってくれました。
食べ物でおこなう実験は危なくないのも良いところです。
もっと料理の種類を増やしていけば
面白そうだなと思って「サイエンスdeクッキング」を
始めてみることにしました。
一番よくやるのはラムネですね。
中学2年生で習う化学反応を利用してつくる実験です。
実験で使うものはすべて食べられるので、
クエン酸や重曹を実際に食べて味わうこともできます。
そうすると、
「酸性はすっぱいものだ」
「アルカリ性はにがいものだ」
と実体験で理解することができます。
そしてそれらを手の上で混ぜて、
吸熱反応も実体験してもらいます。
手の上で科学を楽しむことができますよ!
他には、
高校で習う乳化を利用したマヨネーズ作り、
化学を利用したお豆腐作りなどしました。
これは大きくなったら習うからね~と伝えておけば、
そういえばあの時、まさみ先生言ってたなと
思い出してもらえるかな、と。
料理は科学で説明できることがすごく多いんです!
材料もキッチンにあるものでできるので、
ご家庭で準備していただきやすいと思います。
―― お家にあるもので、安全にできるというのが
とても良いですね!レッスンの後も親御さんと
一緒に料理をつくるきっかけにもなりそうです。
■ 一人ひとりに合わせた自由研究レッスン
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―― まさみ先生は自由研究のレッスン
についてお聞きしたいと思います。
具体的に、どのように進めていかれるのですか?
まず最初にご予約をいただいたら、
自由研究テーマのヒントがだせるように
どんなことにに興味があるかをお聞きしています。
興味のないものを押し付けられたらつまらないので、
できれば興味があること、趣味や部活につながること
をテーマにしたいと思っています。
初めのレッスンで4.5個ほどのテーマを提案して、
そこから選んでもらい、実験計画を立てはじめます。
―― たとえば、どんな提案をするんですか?
そうですね…
野球しか興味がない!という野球部の生徒さんには、
「ユニホームの汚れは何で一番とれるか」
なんていうテーマをだしたことがありました。
サッカー部の生徒さんには、
ボールの回転についての研究を提案したりもしました。
それぞれの興味のあるところで提案しています。
また、小学校低学年ぐらいの生徒さんには
色が変わったりする、見て楽しい実験をよくします。
―― レッスン回数などの要望も合わせて、
実験計画を立てることはできますか?
レッスンの回数もご要望に合わせることができます。
ささっと終わらせたいか、
じっくりやりたいかで分かれます。
ささっとは1,2回のレッスンで完成させます。
小学校低学年のみ1回でも可能です。
生徒さん側が実験するのが難しいようならば、
こちらで実験をすることもできます。
その実験と紙にまとめるのを含めて1レッスンで
自由研究を終わらせることもできますよ。
高評価がもらえる研究にはなりませんが、
やったという事実にはなります。
また、最近は自由研究のネタが
インターネット上にもたくさんのっているので、
それをやってみたいという生徒さんもいます。
私のレッスンでは、そこから一歩踏み込んで
もうちょっと科学的な視点をもつようにします。
そのための対照実験をおこなったりします。
ネットにのっている自由研究には
そういった視点は全く入っていません。
他だったらどうだろう?と考え、対照実験をすることで
実験結果に厚みも出るし、考察もより深められます。
部活で忙しい中学生用の
1,2回ぐらいで終わるレッスンも考え中です。
―― それぞれに合った方法やアドバイスを
してくださるんですね。じっくり取り組みたい
生徒さんにはどのような指導をされますか?
今やっている生徒さんは
4回を目安にじっくり取り組んでいます。
やってみたい実験のリクエストも受け付けています。
以前にはペニシリンを作ってみたいという壮大な計画を
立てた生徒さんもいました。
中学生になると自分で実験をどんどんしてくれるので、
レッスンでは一緒に考察を考えます。
考察が一番面白く、大事なところです。
次をどうしようか考え、提案もして深めていきます。
―― 「考察」を専門的な知識をもつ先生と考えれば、
さらに理解やアイディアが深まりそうですね!
指導した中で、
一番印象に残っている自由研究はありますか?
「つかめる水」の実験が面白かったですよ!
赤と青の色のついた液でつかめる水をつくったら
むらさきになるか?
という実験をしたのですが…
ネタバレになってしまうので、あまり言えませんが
私もびっくり!の予想外な結果になったんです。
実験の準備には大変なこともありますが、
私も一緒にやって、一緒に考えて楽しんでいます。
―― 先生ご自身も娘さんがお二人いらっしゃいますが、
自由研究に取り組む際の
親御さんへのアドバイスをいただけますか?
親は助手に徹することですね!
どういう風に進めていくかを提案したり、
実験中は写真を撮ったり…などの助手の仕事をします。
レッスンの実験でも
お母さんは助手でとお願いしています。
そうすると、子どもは喜びますよ(笑)
お母さん、ちょっと写真撮ってよ!とか言ったりして。
―― 手伝ってあげたい気持ちからやってあげてしまう、
もしくは子どもに任せっきりというのではなく
「助手」という程よい距離感でいる
ということが大切なんですね。
でも、実際、自由研究は
親御さんにとっても悩ましい宿題だと思います。
楽しむコツなどはありますか?
まずは「なんでかな?」と
考えることを見つけて、それを解き明かしてみよう
と思う気持ちがあれば良いと思います。
調べ学習でも良いですよ。
たとえネットで調べたとしても、自分で考えて答えを
見つけるのがだんだんと楽しくなります。
そのためには、親の声掛けが大切だと思います。
せっかく子どもが「なんでかな?」と素朴な
疑問が浮かんでも、「そんなんあたりまえやん」と
親が言ってしまうと、もったいないです!
そこから
「なんでやろうな?この本で調べてみようか」
と一緒に考え、調べることができます。
まずは一緒に調べることで、
子どももその方法を学んでいきます。
最終的に自分でできるようになれば、
初めは親の手助けも必要だと思います。
―― 先生がレッスンで
大切にしていることは何ですか?
「なぜ?と考えてもらうこと」
「身近な例をあげること」と「ほめること」です。
なぜ、そのように考えたのか?は常に質問します。
また、実験した結果が、生活の中で
どのように活かされているかを解説しています。
なぜ、そのように思うのか?を質問した時に
文章で答えてもらうと「全く間違え」
ということはほとんどありません。
ここまでは合っているという部分が必ずあるので、
そこを「その考え方は間違っていない」と
褒めるようにしています。
―― では、最後に
レッスン受講をお考えの方に一言お願いします。
短時間で自由研究を仕上げたいお子さんから
じっくり取り組みたいお子さんまで、お子さんの
興味に沿った実験を提案し、考察まで一緒に考えます!
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まさみ先生、
ありがとうございました!
子どもの素朴な「なんでかな?」という疑問を
大切に、指導してくださるまさみ先生。
サクサクでも、じっくりでもOKな自由研究指導は
お一人おひとりに合わせた柔軟なレッスンが魅力です。
・今年の自由研究は、
自分の疑問をとことん調べたい!という方
・なにはともあれ、自由研究を終わらせて安心したい方
・日常の色々な不思議を見つけて、気になっている方
におすすめしたい先生です。
特に料理が好きな方は、
「サイエンスdeキッチン」をぜひ受講されてみてください♪
また、まさみ先生のもう一つの魅力は、
インタビューで気づかれた方もいらっしゃると思いますが
はんなりした京都弁です。
優しい語りかけ口調が、緊張感をほぐしてくださいます。
小学校低学年の生徒さんにも、
特におすすめしたい理由の一つです。
魅力たっぷりのまさみ先生のレッスンをとおして、今年の
自由研究を今までで一番充実したものにしませんか?
興味をもった方は、ぜひ一度
まさみ先生にお問合せてみてください。
▼まさみ先生のプロフィールはこちら▼
https://www.manatera.com/wte/prfdtlfrm/20
最後までお読みいただきありがとうございました。
くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね。
それでは、また次のインタビューでお会いしましょう。
まなぶてらす講師
こみや
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・英語講師 Naomi先生
・国語講師 たたみ先生
・ピアノ講師 えりか先生