こんにちは!みなみです。
普段は「暗記法」を伝授している私ですが、たまたま高校生ちゃんから「英語を基礎からやり直したい」とご相談をいただきました。
英語指導は専門ではないものの、どの段階で悩んでいるかの診断もかねて、メスを入れさせていただくことに。
そういう時に教材で選ぶのが「あえてめちゃ簡単な英語長文」です。
今回は「高校受験レベル」の長文をセレクトしました。
「え?こんな簡単なのからでいいの?」
そう思うでしょ?
でもこれがいい練習になるんですよ!しかも、簡単な英語長文も、実はちゃんと「読めてない」人多いんですよ。
- とにかく長文が苦手で理解できない
- 最初の3行を何度も読み返してしまう
- 単語が覚えられない
そんな人にはぜひ読んでほしい記事になっています♪
普段それっぽく訳してない?
たとえば、高校生にとって高校受験の長文は簡単か?違います!
高校入試問題は、「設問」が中学生が解けるように簡単に作ってあるので、なんとなく訳してても「解けちゃう」だけだったりします。
そういう場合、ちょっと複雑な構造になったり、ちょっと難しい単語が続くとトタンに読み進められなくなるんです。
ではどう読めば良かったのか?そこから説明していきますね!
英検3級の文章で練習してみよう
では実際に、英検3級(高校入試レベル)の問題を見てみましょう。
(英検三級過去問より)
まず文の中の役割分けをしてあげよう
ひとつの文の中には、文型や構文によって役割分担ができるようになってます。
たとえば、この文章を役割分担すると・・・
こんな感じ。
ひとまず文型や構文をもとに、整理しました。これで、英文が「整理されてる」状態です。(文系が〜とか、構造が〜とか、細かい説明は今回は省略!)
さあ、さらに整理(図解)してみます。
だいぶ全体像が見えてきました。
- 1文ずつを整理して
- 「同じことを指すまとまりどうし」をつなげ
- 「接続詞」から段落全体の流れをつかむ
となると、この段落の言いたいことは…↓
「Bluenoseという風で動く船があったんだけど、エンジン付きのパワフルで便利でもっと早い船の出現&それが人気になっちゃって、結果的には売られてしまったよ〜😱ガーン」
だ!
簡単な文章をここまで整理ができるか?
さてさて。
問題は、このレベルの英文を、自力でここまで整理できてますか?ってとこです。
そう聞かれると、うーんどうだろう…という人が多いと思いかも。
ただ(本音をいうとね)高校生にはこれくらいサクサク出来てほしーなーと思うし、少なくともこの図を見て意味が理解できないと、もっと複雑な文章に出会う時しんどいです…(´-`).。oO
なので、長文が苦手な人は、この整理の練習から(見よう見まねでいいので)始めてほしいのです。
ただ、難しい文章でもやることは同じ
実は。
文章が複雑になっても、難しい単語がいくら並ぼうと。
文章を読む上で、やること同じです。
以下は英検2級(高卒レベル)の問題↓
(英検2級過去問より)
整理するとこんな感じです
- 一文の中身を整理して
- 同じ意味の言葉を繋げて
- 接続詞(的なもの)から、流れを理解する
細かいところが、ややこしくなるだけ。やってることはほとんど変わらないのです。
ね、なら簡単な文章でやったことができれば、難しいレベルの文もきっとできそうでしょ?
おわりに
長文読解の基礎練習に、いきなり入試レベルの文章使う人がいますが…
基礎からやり直したい人は、練習台もイージーなものを選びましょう。その方が、早く読めるようになります!
自力で練習してもいいのですが、英語の先生と練習するのが早くてオススメです。
必ず、しっかりと難易度を下げた文章を選ぶこと。そして、訳を書いたり、整理したものを見せて、先生に添削してもらうことです。
確実にレベルアップになります!
みなみ
参考URL:公益財団法人 日本英語検定協会 公式ウェブサイト