集中して勉強している時や模試などのテストを何時間も受けている時に、頭がボーッとすることがありますよね。
これは、脳が働き過ぎている状態です。
「ちょっと休憩をちょうだい!」という脳からのサインです。
しかし、宿題はまだ終わらないし、試験はまだまだ続きます。
脳には、休憩せずにフル回転してもらわなければなりません。
そんな時に、お勧めのドリンクを脳の働きから考えてみようと思います。

脳には神経細胞が1千億個以上あります。
子どもも大人も神経細胞の数にそれほど違いはありません。
この神経細胞どうしがつながり合い、ネットワークを作ることで脳が機能しています。
ネットワークが複雑化していくことで、脳が発達するのです。
記憶や思考は、脳のネットワークを通じて行われています。
学習を通して、考えたり、覚えたりすることを繰り返すと新しいネットワークができ複雑に絡み合い、必要な情報を覚えておくことができるのです。
この複雑に絡み合ったネットワークによる脳の活動は、エネルギーを使った化学的な反応で起こっています。
「考える」ことも化学反応なのです。
私たちの身体は、肝臓や筋肉や脂肪にエネルギー源を貯蔵することができます。
スポーツをしてエネルギーを短時間にたくさん消費した時には、速やかに貯蔵されたエネルギーが供給される仕組みがあります。
しかし、脳にはこのような仕組みはありません。
私たちの脳がエネルギーとして使える栄養素はブドウ糖だけです。
しかも、余分なブドウ糖を脳にたくさん貯めておくことはできません。
脳内には、常にブドウ糖が必要となり血液中のブドウ糖が運ばれて、脳の活動に消費されます。
脳のネットワークを効率よく働かせるためには、ブドウ糖が重要な役割を果たします(*諸説あり)。
テレビドラマ「ドクターX」の大門未知子がオペ後に、ガムシロップを屋上で飲むシーンを思い出した人も多いのではないでしょうか。
次に、脳を活性化するにはどうすればよいのでしょう。

コーヒーなどに含まれるカフェインは、神経活動を増加させる作用、つまり脳を活性化する作用があります。
摂取したカフェインは、体内に吸収され血液と一緒に脳に運ばれます。
始めに書きましたが、脳は、働き過ぎると自分の意思とは関係なく休憩してしまいます。
カフェインには、脳が休憩してしまう仕組みを押さえて、脳が覚醒した状態を一時的に保つ働きがあるのです。
以上まとめると、脳にがんばって欲しい時に飲みたい勝負ドリンクは
砂糖をたっぷり入れた甘いコーヒー
ということになります。
模試の休憩時間毎に少しずつ飲むことで、脳にブドウ糖を補給し、カフェインで脳の休憩を延期する効果が期待できます。
(注意)
甘いコーヒーといっても適量があります。糖分は摂りすぎると肥満のもとです。カフェインには利尿作用もありますし、過剰摂取で副作用が生じます。飲み過ぎには注意してください。
定期試験の勉強で集中力を持続させたい夜中には、夕食で糖分は十分に足りているので、ブラックコーヒーがお勧めです。
カフェインの作用は一時的です。試験が終われば、十分な睡眠をとり、脳を休ませてあげましょう。
(*)
脳は、常に最大限に働いています。考えたり、集中することで、脳のエネルギー消費が増えるわけではない、という意見もあります。