こんにちは。まなぶてらす講師のこいけです。
・小学生(国・算)・中学生(5科目)・高校生(英語)をメインで指導しています。
2本目のブログは、中学生~高校生の長いトンネルを抜けて、努力が実を結んだマコちゃんのことをお伝えします。
特に
- 勉強中、すぐ眠くなってしまい悩んでいる
- なかなか成績が上がらない
- 英語が苦手だけど、英検に挑戦しようと思っている
な生徒さん、ぜひ読んでみて下さいね。
眠気と戦うマコちゃん
マコちゃんは、小柄で明るく元気な中学生のお子さん。
ゲームが大好きなのは、他の生徒さんと変わりなく。マコちゃんはゲームのプログラムを「カスタマイズ」というちょっとしたマイナーチェンジができてしまうのです…!
そういうわけで、数学は大好き。
でも残念なことに英語が大の苦手…
そして中学生当時、体が成長途上にあったためか、マコちゃんはご飯の後、すぐ眠くなってしまい、塾の授業中ほぼ毎回居眠りタイム😪
当然ですが、英語の成績がなかなか上がりません…
根は真面目なマコちゃん。
本人なりに頑張って授業を聞こうするも、どうしてもギブアップ…
たまに目をやると、必死で頭を上げ続けるも、意識がモウロウとしているマコちゃん。
もの凄い形相で、しかも白目をむいてこっちを見ている…!😨
見かねた室長の先生…
🐱「普段授業中の飲食は禁止だけれどマコちゃんだけは何か固い物を噛んでもいい」
という許可を出しました。
それからというもの、マコちゃんはあろうことか、ビーフジャーキーを持参!狭い塾の教室の中、大きな犬がいるかのようなニオイが…(笑)
※眠気を覚ましたいときは、固いものを噛むことはおススメです🐄
マコちゃん高校へ、眠気のトラブルも減?
そうして努力し続けてはいたのですが、成績は劇的に向上することなく、マコちゃんは近隣の工業高校に進学。
個別授業と自習を中心とした高校部で引き続き一緒に勉強することになりました。
私はマコちゃんが英語の成績を上げられないことに申し訳ない気持ちをもっていました。
一方、高校生生活が始まるとマコちゃんは少しずつ授業についていけるように。
体力がついたからか、何かを噛まなくても眠気をコントロールできており、いつしか教室からは大きな犬のニオイがしなくなったのでした🐶
マコちゃん、英検の道へ
私は、ここぞとばかり!マコちゃんに英検の対策をし始めます。当時塾では英検が生徒全員必修。原則毎回受けることに。
マコちゃんには \\単語集を使ってとにかく“語彙”を増やす作戦// です。
毎回私が言う英語の意味を答えてもらったり、書かれている単語の意味と使い方のポイントを話して問題演習を続けてもらったり…
文法はどちらかというと後回し。
長文問題も、設問の“疑問詞(What,Whoなど)”から答えの書かれていそうな所だけを読み込むようにしてもらいました。
最初マコちゃんは
👧「ハードルが高い…」と半ベソ…
👩「苦手の英語を得意にするチャンスが来ているよ…!」
と励まし続けます。
私の言葉に納得してくれたのか、そのうちマコちゃんは自分から勉強するように。
何回不合格が続きましたが、英検準2級の1次試験に突破しました!
鬼門の英検2次試験
はじめの頃、簡単な英文の違いが判らず、
👩「Please have a seat.(どうぞおかけください)」
と言うと
👧「Here you are.(はい、どうぞ)」
と、席に着くという状態…
そこで 「一つ一つ基本文を覚え、質問のされ方から判断してパターン化して答える」 という方法を実践!
例えば準2級の場合、絵を見て答えるときには「何をしているか」を聞かれているので、「~している」を表す
“現在進行形”を徹底的におさらい。
マコちゃんは、回を重ねるごとに得点が上昇!そして高2の2学期、ついに準2級に合格…!
通っていた工業高校では学校創設以来の快挙🎊
朝礼の時に前に出てくるように言われ、全校生徒の前で表彰されたそうです…!
英検準2級はマコちゃんのアピールポイントに。当然、学校の英語の成績はジャンプアップ。
成績上位をキープし続けたため高校の指定校推薦を受けることができ、私立の工業系大学に推薦合格!
めでたし・めでたしです。
マコちゃんから学んだ「ときには、長い目で見守る」
マコちゃんのケースから私は、
・学習面での成果が出るまで時間がかかることも
→辛抱強く教え続け、状況が変化するのを見定める
いうことを知りました。
生徒さんによって様々な方法で教えるのは大切なこと。しかし、身体面でも精神面でも成長中の生徒さん。
こちらがいろいろと手を尽くしてもすぐに学習の効果が出ないこともあります。
教える方もエネルギーを使いますし、焦ることも。生徒さんも落ち込んだり、やる気をなくしたり、やめたくなったりする人もいます。
しかし、必ずしもすぐに諦めることはないのです。
すぐに思ったほど効果が出なくても時には「長い目で見る」こと。
スランプのような長いトンネルを抜けた時、教える私も生徒さんも一緒に喜べるように。粘り強く辛抱することを教えてもらったと考えています
↓↓ 他こいけ先生の「生徒さんに教えてもらったこと」シリーズ