こんにちは。
講師のかすみそうです。
息子と二人暮らしの働くシングルマザーです。
コロナウィルスにおける緊急事態宣言が収束し、
学校も場所場所によって異なるものの
再開の兆しが見えています。
一方で、話題に上がっていた「9月始業案」は
見送られた、とのこと。
ということは、
「2020年度の受験は1月、2月、3月あたりで決まり」
と、ほぼ言い換えることができます。
受験生を持つ保護者の皆様にとって、
ここはやはり大きなご心配と考えています。
複数回にわたって、書かせていただいた「スケジューリング」
こちらは、これまで受験生を含めたお子様に活用いただいて
きました。
「夏休みの帰省中、1か月のみ」の条件で家庭教師をした
生徒さんには、勉強よりこのスケジュールを中心に
お伝えしました。
その生徒さんは半年で偏差値をぐっと上げ、目標としていた
薬学部に合格しました。
この「大きなところから立てるスケジュール」の最後は
もちろん、
「日々の活動と、その効果観測」
です。
日々のスケジュール、については、
・できるだけ、時間ごとに何をするか、書けるものを用意する
・どの時間に何をするかを書く
という2点からスタートしてください。
手帳を買っても、エクセルで作っても、なんでもOKです。
私が授業を担当している生徒さんには、エクセルで作ったものを
データでお渡ししています
(それを、印刷されているかたも、エクセルのまま利用されて
いる方もいらっしゃいます)
本当は、
1) 計画を立てる
2) 実行する
3) 内容確認をする
の順で進めてほしいです。
でも、「計画を立てる」のが難しい場合、まずは日記のように
「いつ」「なにを」したかを記録するところから始めるのも
効果があります。
小学校低学年のお子様には、そこから始めてもらうことが多く、
その日の最後に、学校の授業でやったこと、宿題、自分の活動
(自分の活動には、遊び、運動も含みます)を書いてもらう、
ということを、習慣づけてもらいます。
そして、テストなどの結果と比べて、「勉強の質や量」が
十分だったか、を「効果観測」するわけです。
もう少し高学年になると、どの時間に、どの科目を勉強するか、
くらいは、先に計画することを進めます。
さらに年齢が上がったり、受験生の場合には
どの時間に、どの科目の勉強をするか、そして、その学習方法と
量まで計画してもらうよう、導きます。
例えば、
月曜日の 17時半から18時半の1時間で、数学のAという教材の
どのページの問題を何問解く
というところまで、計画してもらいます。
そして、答え合わせをしたのちに、何問正解したか記録します。
ここまでこだわって計画、記録ができていると、テスト直前に
「何を優先に復習するか」といったことにも活用できますし、
テストの結果と照らし合わせても、不足していたところで
点数を落としている、など、効果観測ができます。
慣れないうちは、記録からスタートで十分ですが、
最終的には、計画から始める習慣をつけていくのが
お勧めです。
なぜか。
それは、「夢をかなえる」ことが目的だからです。
夢をかなえるには、まず、夢を持たなければいけません。
自分が向かう方向に、何が必要で、どんな努力が適切で、
今そこに近づいているのか、距離があるのか。。。。。
そんなすべてを計るために、未来を描くことから
始めてほしいと思っています。
さて、受験を迎える学年の皆様は、学校が始まると
志望校調査が待っているかと思います。
志望校は、「一番行きたいと思える学校」にしてください。
どんなにそれが遠くても、背伸びをして、手を伸ばして、
そこに届こうとする過程はとても重要です。
受験する高校は、願書を出す直前に決めましょう。
まずは、精一杯自分が努力をできる学校を志望校にしてください。
そして、1つずつ必要なことを整理して、毎日努力を重ねましょう。
皆様の努力を、心から応援しています!