こんにちは。
講師のかすみそうです。
息子と二人暮らしの働くシングルマザーです。
前回、前々回と、「ワクワクする目標を設定する」ことが
日々のスケジュール管理の第一歩、という記事を書かせて
いただきました。
・○○高校に合格する!
・学年で30位以内に入る!
・国立大学 医学部に行って、小児科医になる!
どんな目標でもOKです。
ですが、次のステップに行くには
「この目標を現実にするためには」
ということに向き合う必要があります。
つまり、
「どの程度の成績が必要なのか」
を明確にする必要があります。
手順としては、
・前年度、全前年度実績を調べて合格者の
平均点を調べる
・教科ごとに、合格者平均の10点から15点プラス
したくらいの点数を、各教科の目標点とする
という感じです。
あとは、必要に応じて教科ごとの補正
(得意科目で20点プラス、苦手科目は10点プラスなど)
を行い、「目標達成に必要な状態」と設定します。
もし、現時点である程度余裕をもって合格できる
学校を目標としている場合は、少し難易度を上げ
「上位合格」を目標として、少し厳しい目標設定に
する方がいいです。
(理由は別の記事でご説明します)
次に、この成績を達成するための道順を考えます。
一番簡単な方法は、
目標点から今の自分の成績をひいて、3、または4で
割ります。
例えば、目標点:80点、現状:50点という場合、
80 - 50 = 30
30 ÷ 3 = 10
この「10」点が、3か月ごとにアップしたい得点、となります。
それを、
このように、テストの時期ごとに表に書きます。
3か月後のテストの目標点は、60点
6か月後のテストの目標点は、70点
9か月後のテストの目標点は、80点
最終的な目標達成時期より3か月前に
「目標点に到達している」という
目標にできるのが理想です。
得点上難しければ、ここでも少し補正しても
OKです。
ここで行っているのは、
言葉で表現した目標を達成するために
「何が必要か」ということを
数字で表している、ということです。
数字で表すことで、到達度をチェックできるように
なります。
「絵に描いた餅」を、「本物の餅」にするために
この「具体化(数値化)」は大変重要です。
この数字が出てくると、一気にテンションが下がる
お子様もいらっしゃいますが、「夢」と「現実」の
差を知ることも、「夢をかなえる」大切な要素です。
しっかり向き合えるように、導いてあげてください。
次回以降、「月々目標」「週間目標」「日々のスケジュール」
そしてその見直し、という順で書いていきますね。
読んでくださってありがとうございます。
コロナウィルスの影響で各地教育環境がバラバラの中、
ご心配を抱える保護者様も多いとお察し申し上げます。
もし、この目標の考え方が、お子様のご成長の一助となれば
とてもうれしいです。
ご参考にしていただければありがたいです。