保護者の声

家庭学習でのおすすめ 〜音読〜

こんにちは、ようたママです。

今日は、やっててよかったと実感している家庭学習のひとつ「音読」をご紹介します。

ようたは、小さな頃から絵本が大好きでした。

私がもともと「本好きの男子、って悪くない♡」と思っているので、行政から1歳未満で頂いた「ファースト絵本」をきっかけに、小さな頃から図書館に連れて行ったり、本の定期購入をしたり、と、結果的に本の環境作りをしていました。

小学校入学後も、教科書を読むのに抵抗がなかったのは、そのせいかもしれません。

そして学校の宿題で、教科書の音読が出るようになってからのこと。

もちろん教科書なので悪くはないけれど、もう少し違う内容のものを、と思っていて、見つけたのがこちらです。

◆音読の効果って?

徹底反復 音読プリント(小学館)

テキストには
「音読は脳をもっとも活性化させる」
「声が朗々としてくると、心まで強くしっかりしてくる」
なんて、嬉しいことが書かれています。

我が家では、音読の宿題がきっかけに、偶然「音読」を始めましたが、そんな効果があるなんて想定外でした。

「脳の活性化」とあったので、これは朝やったほうがいい?と思い、朝食前の朝勉強の第一歩に始めたのです。

◆我が家での音読のやりかた

朝ごはんの前に、毎日1ページ。
ひとつのお題を、暗唱してスラスラ言えるようになるまで、ただひたすら、声に出して読む。それだけです。

1日1回、2〜3分。
朝食の支度をしながら聞いて、言葉の区切りやイントネーションがおかしかったら、その都度教える、その程度です。

意味もわからず、でも、名作をたどたどしくも読み上げている姿に、多少間違っていても、ついつい「上手〜!!」なんて褒めたりもしていました。

◆題材選びは、「言えたら、カッコいいかも♡」が基準!

テキストには様々な作品が掲載されています。
また、漢字には全てルビがふられています。

ようたは、その頃、カタカナはスムーズに読めませんでした。
またテキストにも「文章の意味理解にこだわらず、文章のリズムや響きを楽しむように」と記載されていたので、本人が読めれば、どれからスタートしても良さそうです。

なので、我が家でのお題は、完全に母親目線の「言えたらカッコいいかも♡」で、「春暁」からスタートしました。

◆気がついたら、覚えてた!!

ある朝、テキストを用意し忘れて「テキスト、どこだ〜?」と探しながら「でも、テキストなくても言えるー」と、いきなり言い始めた ようた。

「春 眠 不 覚 暁、処 処 聞 啼 鳥、えっと。。。」

音読を始めて、2週間くらいのことでした。
結局その日は、途中で詰まり、その後テキストを読み上げましたが、着実に暗唱できるようになっていて、驚きました。

翌日からは、ひと通り音読してから、暗唱する、という方法に。
2日後には、カンペキに暗唱できていました。

その後は、暗唱だけにして、数回カンペキに言えたら、新しい作品に移る、という進め方です。

次の作品も、「言えたらカッコいい♡」シリーズで「偶成(少年老いやすく 学 成り難し)」をセレクト。
こちらも、リズムが良いようで、同じように覚えました。

・・・・・

「習慣」ってすごい。

暗唱のような「記憶」って、得意/不得意があるのかと思ってました。
でも、少しずつ繰り返すことで、小学生でも覚えられる。

心がけていたのは、休日でお出かけする予定のある朝や、旅先にもテキストを持参し、ほぼ毎日、必ずやるようにしていた点です。

鉛筆も持たず、ただ読むだけ、なので、親子ともに準備や取り掛かりのハードルが低いのも嬉しい。
他の勉強が何もできない日でも、音読さえやっておけば、親としても何だか安心してしまえるのです。

また、続けていると、後々に響いてくるポイントも。

歴史好きのようたは
「平家物語(祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・)」に出てくる「平清盛」や、幕末の志士「橋下左内」など、実在の人物と作品の関連性の理解を深めました。
また「古語」で学ぶような表現も、ごく自然に覚えました。
(私自身は、「古語」の授業がよくわからなくて苦痛でしたよ)

この年代から、大人になっても知っていて欲しい知識を自然に吸収していて、テキストに感謝です。

もちろん、覚えづらい作品もありますので、あくまでも興味がもてるもの、から、をオススメします。
(例えば、ようたはカタカナが多い「雨ニモマケズ」は、なかなか頭に入らないようです)

ひらがなが読めれば、何歳からでも始められる家庭学習です。
「名作をすらっと言えて、その作者も言える、ってカッコいい♡」と思えたら、ぜひ!


★ようたママのつぶやき★

小学4年生を前に、周りでは入塾する受験組のお友達もちらほら。
ちなみにようたは、本気で中学受験するかどうかは、全くの未定です。

お天気に恵まれた春休み、学校の校庭でお友達と思い切り遊べるのが嬉しいようたさんは、家庭学習も、「そんなにやるのー?」と、たった2項目(社会と算数)にブーイング。

「これくらい、塾に通うお友達の半分もやってないわよ」と、ついつい言い返した私に「おれ、塾とかカンケーないし」と切り返され、「はい、確かに勉強に時間は関係ないです、ごめんなさい」と早速撤回(汗)し、和解。

お友達との比較など、しても意味のないと分かっていて、ついつい焦りはじめる母でした。

ABOUT ME
ようたママ
現在、小6の男子の母です。 こどもの興味を持ったものへの集中力や記憶力のすごさにびっくり。 家庭での環境や学習の大切さを実感し、どんな道に進もうが、知的好奇心を持つ子になってほしい、と、そんな環境づくりを心がけています。 また、習い事は可能な限り、個性に合わせてくださる個人レッスン派。 まなぶてらすでは、現在、算数と国語を中心に、予定が合う時に、英語やアート、歴史を教えていただいています。 ブログでご紹介する内容は、実際の体験に基づき、いいなと思ったこと、ウチの子にはちょっと、と思ったこと、すべて正直に書くことをモットーにしています!