こんにちは、まなぶてらす講師のさとっちです!
今回は菅原裕子さんが書かれた『子どもの心のコーチング』という本の内容にとても共感できる部分があったのでブログにてご紹介させていただければと思います。
幼稚園お子様から高校生のお子様を育てる保護者様まで必ず役に立つ内容なので興味がある方はぜひご一読下さい(自分はamazon primeで読みました笑)
「~しなさい」を言わない
いきなり極論を言ってしまい、子育てをされている保護者の方から反感を買ってしまいそうですが、これにはちゃんとした理由があります。
よく「子は親の姿を見て育つ」と言われますが、まさしくその通りで子供にとって一番身近な大人が親なのです。
そして子供は周りの人のまねをして育ちます。つまり、親がやっていることを子供もするということです。
いくら親がああしろこうしろと言っても子供はやろうとせず、むしろ逆効果になってしまうのです。
これは子供に限らず大人になってからも人から言われるよりも自分で決めたことの方がやる気になるのと同じです。
子育ての悩みを解決する方法としてまず「~しなさい」を言わない、これさえ覚えていただければとりあえず大丈夫です。(それが簡単にできれば苦労しませんが、本書では子供が自分からやるような仕組みや環境作りなどが例として挙げられています)
ここで個人的な意見を付け加えさせていただくと、”理想の子供像”なんてものは親のエゴだと感じています。
上の例もまさにそうで、「宿題をしなさい」「ゲームをやめなさい」などはゲームよりも宿題をする理想的な優等生にしたいという思いの押しつけだと思うんです。
他にも「子供のため」という名目の甘やかしや厳しいしつけ、親の思い込みの子供の性格によるすれ違いなど”理想の子供像”による弊害はたくさんあります。
子どもの成長速度は親御さんが思っている以上に目覚ましく、その過程も人それぞれです。
大切なのは一つのゴールを決めてそこに行かせるようにすることではなく、子供の進んでいく道を微調整してあげることだと思います。そしてそれは自分たち講師も一緒だなと改めて感じました。
子どもにできる3つのこと
子どもへの指示・命令をやめられたとしても、何を与えてあげればいいのでしょうか?
本書では子供に必要なのは愛情・責任・人のためになる喜びの3つであると書かれており、ここではこれまでの内容に関連して”責任”について述べていこうと思います。
そもそも責任とは「自分が反応すべきことに積極的に反応すること」だと書かれており、例として朝自分で起きることについて説明してあります。
上の内容と関連させると、まず親からの指示をなくして子供からの自発的行動を促し、そうした自分ごとととらえる中で自分のやるべき責任が分かってくるのだとあります。
これには自分もとても共感し、親がやってあげることも大事だけど結局自分で体験するのが一番だと思います。
そしてこれはいいことだけでなく悪いことも経験させてあげることで、失敗から学ぶ機会にもなるのかなと考えます。
大切なのは子供が悪いことをした時に親が子供を理解してあげてどっしりと構えてあげられるかということです。(この意味では親の責任と考えることもできますね)
こうすることで子供の貴重な学びの機会にもなりますし、何より親が自分の味方でいてくれることが子供にとっては一番嬉しいことです。
最後に
今回はブログ用に子育てに悩む保護者の方向けに要点を絞って書きましたが、まだまだ伝えられていないことがたくさんあります。
まずは今回ご紹介した内容から実践されてみて、お悩みが解決すること、そして少しでも多くの子供たちの将来に繋がれば自分としても嬉しいです。
また、本書は自分にとっても教育について考え直すいい機会になりました。そしてこれからもレッスンだけでなく、普段の生活でお世話になっている方々に改めて感謝を伝えようと思いました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。このブログが何かのきっかけになれば幸いです。
ではまた~👋