こんにちは。
実験が大好き、まなぶてらす講師のまさみです。
夏休みまで、後1カ月ほどとなりました。
ついこの前、新学年が始まったと思っていましたが早いものです。
夏休みといえば、子どもたちにとって楽しみであることは間違いないのですが、宿題もたくさん出ますよね。中でも、お母さんの頭を悩ませる課題が自由研究ではないでしょうか。
自由研究は、工作、調べ学習、旅行記作成、実験研究など、お子さんの興味のあることにじっくり取り組むことが重要です。
今回は、理科実験の自由研究(以下、自由研究と略します。)についておおまかな計画の立て方について紹介したいと思います。
ざっくり書いてしまうと、
自由研究はテーマが決まれば半分完成したようなものです。
次に、そのテーマが実験可能かどうかを考えます。
ここで7割完成。
後は、実験して、結果をまとめて、考察するだけです。
まず、テーマを決めましょう。
夏休み終盤に慌てて自由研究に取りかかると、どうしてもテーマ決めがおろそかになります。
インターネットを調べれば、たくさんの自由研究のテーマが出てきます。これらの実験に取り組むことも決して悪いことではありません。しかし、結果がわかっている実験であり、子どもたちにとっては、おもしろさに欠けるかもしれません。
私のブログを読んでいただいた皆さんには、ぜひテーマ決めにしっかり取り組んで欲しいと思います。
今からの1カ月で2,3個テーマを考えてみましょう。
どのようにテーマを決めるか?
それは、お子さんの興味のあることから探していきます。
お子さんが何か不思議に思っていることがあれば、それで決まりです!
しかし、実験不可能な場合もありますので、3つくらいテーマを考えます。
以前、まなぶてらすで自由研究に取り組んだ野球部の男子中学生は、
野球しか興味がない!
というので、ユニフォームの泥汚れがよく取れる方法を探してみよう、とテーマにしました。
インターネットで探すのではなく、自分でオリジナルのテーマを考えると、結果は誰にもわからないので、自然に予想も考えますし実験もわくわく楽しみになります。その後の考察もやりやすくなります。
次に、そのテーマが実験可能か考えてみましょう。
実験可能か?とは、
材料がそろうか
危険ではないか
実験期間が夏休み中に終わるか
ということです。
例えば、ホタルが光る仕組みを調べてみようと思うと、実験的にはおもしろいテーマですが試薬がとても高価です。自由研究には適しません。
実験が危険でないことは、本当に大切なことです。
洗剤に、「混ぜるな危険!!」の注意書きがあるように、洗剤ですら混ぜると危険なことが起きるのです。
火を使う、ガスを発生させる、圧力をかける、など危険と思われることは避けてください。
また、1年間を通して観察するという視点も大事ではありますが、夏休み中で結果を出してまとめるためには、実験期間も夏休み中で終わるようにしなければなりません。
しかし、この夏から1年通して観察して、来年の自由研究のテーマにすると立派な作品に仕上がることは間違いないです。
ここまでで、自由研究は7割完成です。
準備も何もいりません。
お子さんとの計画会議だけです。
とは言うものの、以前のブログに書きましたが、実験しているときに何に遭遇するかはわかりません。
セレンディピティ―に出会える可能性も十分にあります。
ですので、自由研究を7割完成させた状態で夏休みを迎えて、
実験→失敗→考察→実験
という流れにじっくり取り組み、実験を楽しんで欲しいと思います。
もちろん、まなぶてらすの実験大好き!考察大好き!まさみ先生がいつでもお手伝いします!