こんにちは。
普段はまなぶてらすで学習カウンセリングをしています、みなみです。
「居住地による教育格差をなくす」
これは代表の坂本も、まなぶてらす講師陣でも話題になることです。
私自身、主要都市とは離れた地方の街で生まれ育ちました。
今回は、自分の経験を踏まえた「地方の教育格差とオンラインレッスン」についてのエッセイです。
昔の私:受験って高校からじゃないの?
私は山口県生まれの山口県育ちです。海沿いにはコンビナートがならぶ街です。
バスはかなり充実していますが、移動は基本車。
量販店がぞくぞくと登場するなか、商店街の勢いはなくなり、唯一あった百貨店もつぶれました。
しかし、最近は再開発により、駅がキレイになり街に初めてスターバックスがやってきました。小さくもないけど、決して大きくはない。そんな片田舎な街でした。
高校二年生のとき、おもいきって東京の大学に志望校を決めました。当時、東京に進学する人は圧倒的に少数でした。(今も?)
志望校のためには相当な努力と情報収集が必要でした。周り同級生たちは地元を出るとしても、ほとんどが関西まで。
🐱「東京に出るの、よく親が許してくれたね?」
よく考えると、この辺りからも人々の意識に「地方と東京の分断」がうかがえます。
さいわい、両親は「東京にいって視野を広げろ!」というタイプで、幼少期から半分「18になったら東京に出る」と洗脳されて育ったので、まったくその類のケンカは無かったのですが…
必死に勉強をし、志望校に合格した先輩のアドバイスを聞き、根本から立て直しにかかります。
そこである時、「ある都会の高校では、履修範囲を2年生で終えるらしい」という事実を知ります。今思えば、なんてことない中高一貫校の話。
しかし、その時の私は、そんな先進的な学校があることをまったく知りませんでした。
🐶「もう都会の人は何年も前から先に先にいってる。そもそもスタートラインが違うじゃん」
ショックというか、突然こえられないデカい壁が目の前に表れたかのような。無力感と戸惑い。
首都圏や主要都市に住んでいる人は、自分よりも圧倒的に教育環境に恵まれています。そして、自分よりはるか昔から頑張り周到に準備しているのです。
なんだか、無知な自分がみじめにすら感じました。
昔、地域による教育格差は確実にあったと思う
実際近くに中高一貫校があったら、入ったかどうかは別として…振り返ると15年前。地理条件における「教育格差」はあったと思います
・情報の集まりやすさ
・環境の充実度
実際に、浪人した子たちは多くが地元を離れます。
ある子は福岡のスパルタ予備校の寮に入り、ある人は新幹線で広島まで通いました(往復7000円弱はかかります)私は結局浪人したのですが、神戸の姉の家に下宿し、そこから予備校に通うことになりました。
トレンドの上流はここにはない
突然ですが、みなさん「ルーズソックス」覚えていますか?
山口県にルーズソックスが店頭に並ぶようになったのは、テレビで見かけるようになってからずいぶん後でした。
最初にテレビで観た時は、なんだあのブヨブヨ。。でも、都会のカワイイ女子高生はみーんな履いてました。
田舎のわれわれは恐る恐るテレビを見ているだけで、まだまだハイソックス派がダントツだったと思います。
そして月日が流れ、ついに我が山口県でもルーズソックスが売られ始めます。
私の6つ上の姉、ある日からルーズソックスをはいて颯爽と登校していきました。。妹は物陰から🐶「あれが、ルーズソックス…」とまじまじと眺めていました。
しかし、ショッキングなことを知ります。山口県で流行り始めた時、東京ではルーズソックスをもうだれも履いてなかったのです。
履いているのは、クールでスマートな「ハイソックス」。もうそんな時代は変わっていました。
悔しいですが、新しい情報・トレンド・機会は、いつだって東京もしくは主要都市が上流にあったのです。
地方で子どもの塾や習い事を見つけるハードル
地方の塾や習い事って、決行ハードルが高くありませんか?
とくに私が長野で塾をしていた時、切実に感じたことは以下の2つです。
①送迎問題
②質のいいレッスンを受ける選択肢が少なすぎる
①塾と習い事は、「送迎」と切っては切り離せない
私が知っている親御さんは、毎日兄弟のだれかの送迎をしていました。
「きのうは妹のバレー、今日はお兄ちゃんの塾とその前に妹の習字、明日は弟のスイミング」なんてこともザラです。
しかもほとんどの送迎が共働き夫婦の連携プレー。日々送迎という終わりのないタスクがあるのです。うまくいっているといいのですが、夫婦どちらかに負荷が偏ったとき、ケンカの火種にもなりかねません。
②質のいいレッスンを受ける選択肢が少なすぎる
先生と出会えるかは、運やお金の力が大きい気がします。
実は、ある親御さん生徒さんと一緒に大手のサテライン予備校の見学しにいったことがあります。
私の塾は補習中心の塾だったので、紹介に至りました。当時、そのサテライン予備校は優秀な先生がいっぱいいるので、私のレッスンを受けるよりもこの人の話を聞いた方が早い!と感じたからです。
しかし、予想を上回る多額費用がかかることを知りあきらめました。
しかもそこの教室は、地元に数少ない私立に通う、比較的お金に余裕のある層が多かった気がします。塾長も、変わった人達を見るような感じで、やる気ないと大学入れないよ?みたいな印象を受けました。
なるほど、人気なサテライン教材はこの片田舎の街でその一社しか売っていない。いわゆる独占状態。
だから簡単に上から目線であしらえるんだなと思いました。
あーここじゃだめだ、と思いやはり自分で指導を継続することに。
都会だともっと塾の種類・レベル・費用も選べるので、うらやましいなあと思いました。
今:格差がなくなったわけではないが、状況がかわってきた
現在。
ネットのおかげで、格安で(もしくはタダで)質の高い授業が受けられるようになりました。
スタディサプリでは月額980円~で講座が受け放題。Youtubeなんかオモシロ授業の宝庫です。
スマホを見ながら授業動画を見たり、単語アプリをして覚えたり…早い子はこれだけでもう「先生いらない」となることも。
ただ今は、選択肢が増えすぎたことで、正直どれからやればいいか分からない人も多いと思います。また、こういったオンライン教材は塾みたいに曜日が決まっているわけでもないので、学習習慣がない子は続けること難しいことがあります。
その場合は、だれか現状に合わせたカウンセリング・アドバイスもこみこみで・今後の見通しを提案してくれるトレーナーのような存在を見つけた方が絶対いいと思います。
そこで、まなぶてらすのようなオンライン家庭教師は、双方向性のレッスンでかつ、学習進捗管理・タイムキーパーにもなるので、際立つのです。そして、プロフェッショナルから格安でマンツーマン講座…すごい時代です。(宣伝‼)
つまり、オンラインという世界にいけば、昔よりもグッと選択肢が広がっています。
おわり リアルとオンラインの両刀使いで
リアルでの塾や習い事を否定するつもりはまったくないです!!
一方で、そのすべてをリアルで(地元の塾や習い事)まかなう必要はないのです。兄弟もいるし、送迎のスケジュールでその習い事はできない、ともなることもあります。
また、対面指導はオンラインよりも費用が高くなりがちです。
となると「オンラインレッスン」という選択肢も増やすのも悪くない?
はじめてのことをするのは勇気がいるし慣れるまで時間もかかりますが、送迎のタイムスケジュールから解放されてください。先生も合わなければいつでも変えられます。
オンラインとリアルを並行したり、乗り換えたっていいのです。
地方に住む多くのご家庭の可能性が、グッと広がると思うのです。
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お読みいただきありがとうございました🐶
では。
みなみ