こんにちは!自称勉強嫌い&得点伸び悩みっ子の味方^^
まなぶてらす講師のさきです。
今日は
①学習に向かうことが苦手
②長時間学習しているけれど中々効果が出ない
③やりたいことを我慢したくない
そんなお子さんやご家族にお読み頂きたいことを書きます。
(あと少しで満点に届かない・更なる得点アップをしたいといった悩みをお持ちの生徒さんには後日、別の記事で皆さん向けの技も書きますのでお楽しみに!)
最初に私の体験談から書きます。
ズバッとやり方のみ知りたい方はページ中ほどの「では、本題です。」までスクロールしてくださいね(^_^)
はじめにクイズです!
私は高校時代に小中学校での学習方法をガラッと変えました。
それはなぜでしょう?
正解は、「学校の勉強以外にやりたいことが山ほどあったから」
私は小さい頃から色んなことにチャレンジしたくて、高校時代はというと、朝から晩まで年がら年中練習する部活動に所属していました。加えて、民族打楽器の奏者として音楽鑑賞教室やコンサートで演奏したり、地域でボランティアしたり。
当然、普通に学習していたのではやりたいことすべてができなくなってしまいました。それに成績もダダ下がり。
「時間が足りない!」
そんな風に思いました。
だいたいの人が、ここで勉強以外のことを捨てて勉強すると思います。きっと学校の先生もそれを勧めますよね。私ももちろん言われました。これ以上成績が下がるなら〇〇や〇〇は辞めなさい、と。
だけど、それはしたくありませんでした。
だって、もちろん大学受験のために頑張らなきゃいけないけど、それ以前に私は女子高生( ´ ▽ ` )!人生今しかできないことばかりなんだからそんなに我慢したくない!そう思ったのです。
(私は頑固です笑)
そこで、私はまず受験までの最短ルートを模索することにしました。色んな受験技の本を読み、友だちのやり方を見て聞いて、過去問を研究しました。
え?そんな時間はあったの?と思いますよね。そう、やり方を研究するってそれ自体にかなり時間がかかりますから、結局「やり方学ぶよりとりあえず解いた方がいいな」と考えて問題を解き始める人が多いと思います。
でも考えてください。
がむしゃらに勉強した1時間より、すでにやり方を知っている人の話を10分聞いた時の方が充実していたな、って経験、ありませんか?
私は、やり方を研究した10分は、がむしゃらに勉強した1時間よりきっと意味があったと思っています。
当時編み出した私なりのやり方は、今でも役に立っていますしね!
だから、皆さんもやり方研究の時間をたっぷりとってみましょう!……??
いえいえ、そんなことは言いません!
それこそ時間がもったいない!
近くにやり方を教えてくれる人がいるならば、その人から学べば良いのです!
この記事を読んでくれた皆さんには、これから私が習得した学習のやり方の一部をご紹介しますから、まず試してみて下さいね^^
それに、まなぶてらすには文系・理系、更に色々な分野において学習の先輩がたくさんいますから、講師プロフィールなどを見てちょっとでも「この人、私が歩みたい人生に近い!」なんて思った運命の講師がいたらその方の授業を受けて学んでみてください。それで何か役に立つことがあればぜひ真似してみて下さい。それだけで、すでに時間節約、やりたい事の時間を増やす、に繋がりますからね!
では、本題です。
私が編み出したやり方はいくつもありますがこの記事では厳選して3つ。
なるべく分かりやすくなるように、すべてのやり方について漢字学習に置き換えて具体例をあげますね!
❶逆勉!〜自分の力を理解し、具体的に目標を持つべし〜
これ、短時間で効率良く学習するためには超大切です!
具体的にする事で、確実にモチベーションも維持できますよ。(ここがポイント!)
「月曜日に漢字50問出題するから土日に学習してきてね」
私がこれまで教育現場で見てきた生徒さんの多くは、まず50問の漢字書き取りをノートに何ページもしていました。もしくは、ノートに書きとる学習しか思い浮かばなくてその時点でやる気を失っていました。でもこれ、あまりおすすめしません。私なら、以下のステップで学習します。
①まずは50問、テスト形式で解いてみる
→例えば、テストしてみた結果50問中20問しかできなかったとします。ここでマイナスに考えてはダメですよ?だって、自分は一切書き取りをしなくても20問も書ける漢字がある!って分かった訳ですから!そう、あとは土日の間に30問覚えれば良いのです。一旦、20問覚えていた自分を褒めましょう♪
②とにかく30問覚える
→次に書くやり方❷を参考に、とにかく30問覚えます。
③できなかった30問のテストをする(何度でも)
→30問を練習し、テストする。これを繰り返しましょう!更にモチベーションをあげたいのなら、10問ごとやってもいいかもしれません。
④仕上げにもう一度50問テストをする
→30問覚えたぞ!と思ったら再び50問テストをしましょう。これで相当力がついているはずです。
そう、逆勉とは、テストから先にやってしまう一般的な順序とは逆のやり方なのです。
50問ノートに書き取るより、30問まで減った方が断然やる気が出ませんか?
「とりあえず書き取る」という過程を飛ばして、先に実力を測るというのはとても効率的です。
❷自由勉!〜覚えられればなんでも良し!〜
最近は色々な学習方法が認められてやり方の幅が広がりましたよね。N高というネットの高校やまなぶてらすなどのオンラインスクールもその一つです。
でも、まだ世間的には決まったやり方しか教えてくれない気がします。
それは、例えばノートにひたすら書くとか、ひたすら問題を解くとか。
机に向かってシャーペンを握っていた時間=学習時間という考え方が一般的ですよね。
テレビでも「東大合格のために1日の学習時間は〇〇時間!」という部分が取り上げられることが多いですし。
でも、ですよ。大切なのはノートに書いた量でしょうか。学習時間でしょうか。
もっとも大切なのは覚えたかどうか!です。
極論言えば、その方法はなんでも良いのです!
私は専門が特別支援ということもあり、これまで出会った子どもたちの中には一般的な学習が難しい子がたくさんいましたから、様々な学習方法を学び研究してきました。
以下はその一部です。どうでしょう、この中にもし興味を持ったものがあれば、試してみてはいかがでしょうか?
【漢字学習なら】
・ひたすら文字を見る。そこから、つくりや意味から自分なりの覚え方を考える。「苦しい」という字なら「草(くさかんむり)を十本口に入れたら苦しい!という感じに。→視覚優位型にぴったりの学習法
・ひたすら漢字のつくりを読む。「苦しい」なら、「草(くさかんむり)書いて十書いて口」→聴覚優位型にぴったりの学習方法
・家のあちこちに覚えたい漢字を貼り、その中で生活する。→学習に向かうのが困難な場合におすすめ。気づいたら目に入っている状況を作り出すのがポイント。トイレのドアに貼っておけば、トイレに行く回数だけその漢字を見ることになりますよね。
・スマホの漢字アプリで練習→どうしてもスマホをいじってしまう人におすすめ。DSなどのゲーム機もOK。今は便利なアプリやソフトがありますから、「どうしてもいじってしまう」ものを学習ツールに変えてしまうのです!
「書く」以外にもたくさんやり方はあるのですよ〜
覚えられたかどうか、に重点を置いて自分に合うやり方を見つけてみましょう!
(ちなみに私は聴覚優位型らしく、ひたすら漢字のつくりを読んだ自分の声を更に録音して繰り返し聞いていました。漫画を読みながらでも小さな音にして。何回も読むのは疲れますからね( ̄∇ ̄)笑。要は覚え方を聞ければいいので。だから、参考書を買うときも必ずC Dが付いているものを選んでいます。ただし、最後に本当に書けるようになったか実際に書いてみることは忘れないで下さいね。)
❸捨て勉〜前の自分を越えればOK!〜
最後のポイントです。ズバリ、捨てること。
100点を目指していないのであれば、自分のレベルに合わせて覚えるところを限定するのも手です。
私は❶のやり方で「月曜日に50問出題するから土日に学習してきてね」と言われた場合に「50問すべて正解する」前提で書きましたが、これまで自分が50問テストで採ってきた結果が30問正解だとしたら、「35問正解する」を目標にしてもいいかもしれませんね。いわゆる、スモールステップです。
すると、どうでしょう。
❶の例では「50問中20問は一切練習なしで書ける状態」という設定にしました。目標を50問から35問に変えたら、既に20問は書ける訳ですからあと覚えなくてはいけないのは15問ということになりますね。かなり減りました。
これって、一気にやる気があがりませんか?「残りの日数で30問覚えるのはきつそうだけど、15問なら・・・!」
捨てる漢字も自分好みで選んでしまいましょう。最初の◯問を捨てる、と機械的に決めてもいいですが、私なら難しくて覚えにくい漢字ベスト15!を選んで、次の機会に覚えることにするかもしれません。苦手な漢字を覚えなくてもいい!って、結構モチベーションあがるのですよ。
(もちろん、捨てるという行為にはリスクもありますから、自分のレベルに合わせて設定することは必須です)
さあ、この冬休み、少し自分のやり方を見直してみませんか?
他にやりたいことがあるから勉強に向かえないというのは悪いことではありません。
他にやりたいことがあるなんて、とても素敵なことです。
ぜひ、その気持ちを大切にして色々なことにチャレンジする充実した冬休みにして下さいね^^