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作文小論文の書き方~意見を複数書かないようにしよう~

こんにちは、まなぶてらすです。

 

今回は、作文小論文の書き方~意見を複数書かないようにしよう~

ということで、作文小論文で大幅減点されない考え方をご紹介します。

 

近年作文を課すところが増えてきたのでこの情報が少しでもお役に立てれば幸いです。

作文小論文で最も採点官が嫌うことはなんでしょうか。

 

それは、「意見が複数ある」ということなんです。

 

すべての作文小論文問題には、こういった形で設問が書かれます。

 

”あなたの意見を書きなさい”

”あなたの考えたことをわかりやすく述べなさい”

 

つまり意見や考えを書くことを求められるのですね。

 

この設問の指示を誤って解釈すると大減点になってしまいます。

誤った解釈というのは、

 

「意見を書けばいいんだね~じゃあどんどん自分の意見を述べていこう」

 

という解釈です。

なぜこの解釈が間違っているのか、そしてなぜ減点されるのかということを今回は学んでいただければと思います。

 

そもそも、小論文作文の書き方の暗黙の了解として

「意見は一つ」というルールがあります。

(設問にそんなこと書いてないっ!!と反論したくなる気持ちもわかります・・・)

 

これは試験に限ったことではなく、学問の世界では、自分の思ったことを縦横無尽に連発することはご法度とされています。

 

理由としては、

・説得力が意見の数が増えるごとになくなっていく

・事実を踏まえた内容というよりも自分の夢想を書く内容になってしまう

 

というような理由で、自分の意見の連発はNGです。

 

したがって

設問で聞かれたことには「一つの質問×一つの意見」という原則を守ることです。

 

例えば、

 あなたはこの資料見てどう思いますか?600字以内で説明しなさい。

 

と設問で聞かれたとしましょう。

 

パターンA

 私は、○○を表している資料だと思いました。

 理由は、××であるためです。まず、資料1を分析すると△△の数値が異常に高いです。これは、~~が☆☆であることを示しています。一方、資料2は・・・

 

パターンB

 私は○○だと思いました。

 まず、資料1を分析し、△△と感じました。私は普段から~~を使っているので、この資料は良い資料だと思います。そして資料2ですが、こちらも△△と感じる資料でした。

 

はい、パターンAとパターンB、どちらが良いでしょうか??

 

ここまでのお話を踏まえれば一目瞭然、パターンAですね。

 

パターンBの解答を採点官の気持ちになったつもりでよく見てみましょう。

採点官は作文を書いた人の意見を採点したがっています。

 

そのうえで意見を見つけようとするとどうでしょか。

 

意見が何個もありますよね。

採点官はどんな気持ちになるかというと

 

「どれを採点してほしいの??」

という気持ちになってしまいます。

 

なので、正確に言うと「採点不能」という状態が、意見が複数ある状態です。

 

評価不可能なのですね。

 

あとは、意見を新たにいうとまた説明すべき意見がどんどん加わっていってしまいます。

 

なので、600字で意見一つを説明してほしいという条件だったはずが、

 

意見二つを600字で説明(一個の意見を300字)

意見三つを600字で説明(一個の意見を200字)

意見四つを600字で説明(一個の意見を150字)

意見五つを600字で説明(一個の意見を120字)

 

・・・

とどんどん一個あたりの意見に使える文字数が少なくなっていってしまいます。

 

なので構造的に「説明不可能」状態ができあがってしまうわけです。

 

あと気を付けておきたいことは

「~と思う」「~だと考える」「~でしょう」

という表現は使う場所に気を付けるということですね。

 

私は作文を書くときは、そういった意見を表す表現は最初と最後の二か所のみにしています。

 

その他は事実の説明になりますので、そういった表現を使わないようにするのが高得点の秘訣です。

以上が今回の内容です。

 

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