こんにちは。
講師のかすみそうです。
小学生の息子を持つ、働くシングルマザーです。
前回の記事「なんで勉強しないといけないの!?」への答えは???を
友人に読んでもらったところ、
「あの戦隊の話、紹介したらいい例になるよ」と
力強いアドバイスをもらいました。
本当に皆様の参考になるかはわかりませんが、
子どもが3歳から4歳の時にしていた我が家の会話です。
私たちは、息子が生まれて半年のころから
二人暮らしです。
だから、息子にとっては二人で生活をしている
今の状態が「当たり前」なんです。
一方で私といえば、「誰かとちゃんと会話がしたい!」と
よく思っていました。
その反動でか、息子が言葉を覚え始めたころから、頻繁に
いろんな質問を投げかけていました。
その中の1つが、友人の言う「あの戦隊の話」です。
保育所で時々お友達がケンカをしているのを見るようになった息子に
私は「ケンカは必ず一人とひとりでするものだ」と話していました。
一方で、戦隊ものでは毎回、「戦隊数人」対「敵一人(一体?)」の
状況が出来上がります。
それを見て私は
「これ、いいと思う?敵一人に、戦隊の人5人でケンカしてるで」
と息子に問いかけていました。
毎週毎週、いっしょにテレビを見るたびに、本当に「毎回」。
息子はどう感じていたかはわかりません。
でも、問いかけた時に、ちょっと首をかしげて考える様子を
見せるのがかわいく見えて、いつもいつも質問し続けました。
結果が出たのは1年後。
見ていた戦隊が最終回を迎えるころです。
いつもの通り同じ質問を投げかけた私に、4歳になったばかりの
息子が答えました。
「違う!この敵は、5人よりもっといっぱい仲間連れてきていた!
ただその仲間が弱くて、最後に一人残っただけ!
先にずるいことしたのに、最後に5人とひとりのケンカになっても
そんなん文句言ったらあかん!」
目から鱗が落ちる感覚を実感した気がします。
息子は1年間考え続けていてくれたんだ、と感動しました。
塾や家庭教師して長く活動をしていた時に、「次のテスト」「受験」など
いろんな期日を目標にして子どもたちに接していました。
期日を意識して行動するのが重要なのはもちろんです。
でも、たとえその期日に答えが出なかったとしても、
まいた種はいつか花を咲かせるんだなぁ、と
1年後の息子の答えで、実感することができました。
講師という立場にいると、ついつい「教えている」という
気持ちが出てしまっていましたが、
生徒の皆さんからも実はたくさん教えていただいている、
息子を通じてそんなことを思うこともできました。
読んでくださって、ありがとうございます。
保護者の皆様よりお預かりする大切なお子様。
講師として精一杯お子様の勉強をサポート
させていただくのはもちろんです。
一方で、私も日々皆様に成長させていただいております。
一つ一つの授業でともに成長させていただきたいと
思っております。